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なんで月曜日はナスダック指数だけが上昇したと思いますか?
11月はハイテク株よりも上昇トレンドに乗り遅れたバリュー株の上昇がはじまる!なんてニュースをよく耳にしましたけど...
このブログでは、毎週月曜日にその週の米国株(アメリカ株)がどうなるのか?という展望記事をアップしています。
今回の展望記事では『月曜日に米国株(アメリカ株)』が上昇すると予想しました。
月曜日の動きを見て上の投資家さんは、『なんでナスダック指数だけ上昇したのか?』という疑問を抱いていますね。
この点については、ジェイも注目しています。
なぜなら、ナスダック指数が上昇した理由を考えていくと、多くの海外投資家は今何を意識していのか?がわかるからです。
今日はこの点についてお話します。
この記事を読んでわかること
わかること
- コロナリスクは米ハイテク株の買い要因
- どの分野のハイテク株を買うべきか
この記事の対象となる人
こんな人におすすめ
- 米国株の投資に興味がある人
- 米国株に投資をしている人
結論からいいます
- 再びコロナリスクが意識されている
- コロナリスクはハイテク株が上昇する要因となる
- ゆえにナスダック指数も上昇トレンドを維持している
- ハイテク株の狙い目は『クラウドセキュリティの株』
ナスダック指数の上昇幅が拡大
12月の米株(アメリカ株)は、調整の反落を挟みながらも最高値圏を維持しています。
しかし、パフォーマンスを確認すると、それぞれの指数で株高の勢いに違いが見られます。
まずは、この点をパフォーマンスチャートで確認してみましょう。
米株のパフォーマンチャート
パッと見てわかるとおり、緑のラインのナスダック指数(総合指数)のパフォーマンスが、S&P500指数やダウ平均のそれを上回っていることがわかります。
なぜこんな状況となっているのか?
ナスダック指数の上昇が教えてくれること
ナスダック指数は、巨大なIT企業や新興のハイテク企業が多く上場しています。
なので、『ハイテクセクターの指標』として多くの投資家が注目しています。
ジェイが注目しているのは『ネットセキュリティの株』です。
なぜか?
12月に入ってからのパフォーマンスチャートをみてください。
米株のパフォーマンスチャート
ナスダックvsクラウドセキュリティ株
まずは、ナスダック指数とクラウドセキュリティ株の代表格である『クラウドストライク(CRWD)』&『Zスケーラー(ZS)』のパフォーマンスを比較してみました。
パッと見て、クラウドセキュリティ株のパフォーマンスが、ナスダック指数のそれを上回っていることがわかります。
次にナスダック指数と巨大IT企業のGAFAのパフォーマンスを比較したチャートを見てみましょう。
米株のパフォーマンスチャート
ナスダックvsGAFA
iPhoneの増産という個別の材料が意識されたアップル(AAPL)は、ナスダック指数のパフォーマンスを上回っています。
しかし、他の銘柄はすべてナスダック指数のパフォーマンスを下回っています。
これら2つのパフォーマンスチャートからわかることは『ハイテク株ならなんでも上昇しているわけではない』ということです。
別の見方をすれば、多くの投資家はこれからの動向も予測したうえで『どの分野のハイテク需要がこれから伸びるのか?』この点が米国の株式市場で意識されている、ということです。
その分野こそ『クラウドセキュリティ』なのです。
クラウドセキュリティ株の上昇が教えてくれること
ここで注目して欲しいのは-『なぜネットセキュリティ株が上昇しているのか?』いうことです。
ネットセキュリティ株が上昇している理由
結論からいいますと、ネットセキュリティの株が上昇している理由は『型コロナウイルスの感染拡大』にあります。
下のチャートを見てください。
米国内における新型コロナウイルスの感染者数と死亡者数のチャートです。
米国内の新型コロナウイルス関するチャート
11月から上昇カーブを描き、12月にはそのカーブの傾きが急になっていることがわかります。
この状況を抑え込むために、人口の多いニューヨーク州やカリフォルニア州では、経済活動の制限を強化しています。
つまり、コロナ感染の拡大とクラウドセキュリティの株価の上昇のタイミングが一致しているということです。
この状況が意味することは、『今の米国(アメリカ)は人の移動を制限しながら、当時に経済の活動を続けなければならない状況にある』ということです。
コロナの問題と経済の問題 相反する問題をどうやって解決するのか?
相反する問題
- コロナ対策のために人の移動は制限する
- しかし経済はしっかり回さないといけない
この相反する問題をどうやって解決するのか?
その答えは『クノロジーの力をフルに利用する』ことです。
経済を回すには、とにかく移動しなくても働ける環境を築くことです。
その際、重要となるのが『ネットセキュリティー』です。
ネットセキュリティといっても、昔のようにVPNに特化した旧型のセキュリティーでは、リモートワークの安全性を完全には担保できません。
そこれで注目されているのが『クラウドセキュリティ』です。
そしてクラウドセキュリティの中で注目される株が以下の2つです。
クラウドストライクとZスケーラーが注目される理由
現在では、クラウドストライク(CRWD)のようにインターネットにつながっているすべての端末をひとつの集合体とみなし、『エンドポイント』でセキュリティー網を張るのがネットセキュリティの主流になりつつあります。
また、Zスケーラー(ZS)のように、社外のWifiにつながっても、自社のセキュリティーで強化されたネットワークにつなぐことで、セキュリティーを担保するサービスの需要も増していくでしょう。
これら最先端のクラウドセキュリティを提供する企業の株価が上昇しているということは、現在そして来年の春先にかけて、需要がさらに増すと多くの投資家が考えているからです。
そして、その要因が米国内におけるコロナパンデミックのさらなる拡大であることも予想しているからです。
こういった投資家たちの思惑は、GAFAの中でも広告の収入に依存しているグーグル(GOOGL)やフェイスブック(FB)のさえないパフォーマンスにも表れています。
クラウドセキュリティ株は押し目買い戦略で
コロナパンデミックによって、米国は再び人の移動や営業の規制に動いているー
この状況を乗り切るにはテクノロジーの力を使うしかないー
特にクラウドセキュリティの需要は増していくー
これらの状況を総合的に考えるならば、クラウドセキュリティの株価はこれから来年の春先にかけて堅調に推移すると、ジェイは予想しています。
なので、ジェイは『押し目買い』でクラウドセキュリティ株を買い増す戦略を練っています。
現在、ジェイはクラウドストライク(CRWD)を125ドルで保有しています。
今日のFOMC後に米株(アメリカ株)全体が反落する局面が来ると予想し、まずは155ドル、150ドルそして140ドルあたりを『押し目買いのポイント』としてピックアップしています。
まとめ
まとめ
- 再びコロナリスクが意識されている
- コロナリスクはハイテク需要を高める要因である
- テクノロジーの中でもネットセキュリティの需要が伸びるだろう
- ハイテク株の狙い目は『クラウドセキュリティの株』
- クラウドストライク(CRWD)やZスケーラー(ZS)は狙い目の株
注記事項
当サイトのコンテンツを参考に投資を行い、その後発生したいかなる結果についても、当サイト並びにブログ運営者は一切責任を負いません。すべての投資行動は『自己責任の原則』のもとで行ってください。
最後に
Pythonを学びたい方へ
今回の記事の中にあるチャートは、プログラミング言語『Python』で作成しました。
今やPythonは、マーケットの分析に限らず、あらゆる分野で活用されているプログラミング言語です。
なのでPythonを学んでおけば、米株の投資だけでなく、これからの人生においても心強い味方となってくれるでしょう。
私もPythonを学んでみたい!
という人は以下のリンク先をご覧ください。
プログラミングを学ぼう
なぜプログラミングを学ぶ必要があるのか?その理由がわかります。
そして、ジェイが四苦八苦しながら『これがPythonを効率的に学ぶ方法だ!』と考えることをまとめた内容となっています。
この記事と出会ったのも何かの縁です。
ぜひチャレンジしてみてください!