今日は朝5時40分頃に目が覚めるも二度寝をしてしまい、気が付いたら7時!
まだ晴れていたので7キロ散歩に出かけ、その後は地元の喫茶店でコーヒーを飲みながら昨日のNY市場の振り返り。
ジェイは下落すると思っていましたが、チャートを確認するとすべての指数が上昇。
米大手製薬のギリアド・サイエンシズ(GILD)が開発しているコロナ感染症の治療薬が、治験で良好なデータを示したことが好感された、との報道がありました。
しかし、治療薬とは何の関係もないレイセオン・テクノロジーズ(RTX、+2.63)、コカコーラ(KO、+2.82%)やエクソンモービル(XOM、+3.12%)がギリアド(GILD、+2.61%)の上昇率を超えています。
この事実は...
ギリアドの報道は後付けの理由
に過ぎないことを示しています。
米株の週間のパフォーマンを確認すると、米株の上昇をけん引しているのは優良なハイテク株で構成された...
ナスダック100
あることがわかります。
今日は週間の振り返りと同時に、ハイテク株の今後について考えてみます。
今週の振り返り:ナスダック指数を上回るGAFA / これからの焦点は二極化
米株高のけん引役
上の米株の週間パフォーマンスを見ると、相変わらずナスダック指数の上昇率が他の指数を超えていることがわかります。
この状況を簡単言えば...
ハイテク株が米株の上昇のけん引役
という構図は変わっていないということです。
ナスダック指数のけん引役は?
そして、そのナスダック指数をけん引しているのが、
GAFA-グーグル(G)、アマゾン(A)、フェイスブック(F)、アップル(A)
です。
実際にパフォーマンスを確認してみましょう。
フェイスブック(FB)以外、ナスダック指数のパフォーマンを上回っています。
特に、アマゾン(AMZN)の上昇が際立っています。
アマゾン株が教えてくれること
このアマゾン(AMZN)の上昇は、これから米国のハイテク株を投資する際、重要なことを教えてくれています。
それは...
ハイテク株の二極化
が進む可能性です。
では二極化が進む最大の理由は何か?それは...
市場の独占
です。
オンラインでの買い物はもちろんですが、アマゾン(AMZN)の株価が異常に上昇している真の理由は...
アマゾンウェブサービス(AWS)
にあります。
AWSとは簡単にいえば、サーバーやデータベース、そして各種のソフトウェアといった様々なサービスがネット上で展開&利用できるサービスです。
このサービスは...
クラウドコンピューティング
とも呼ばれています。
このサービスを利用すれば、パソコン1台で自分のやりたいビジネスを世界を相手にすることができます。
ジェイもプログラミングの勉強で使ったことがありますが、もはやAWSさえあれば十分!と言えるほど、充実したサービスと機能が満載なサービスです。
それが故にAWSは、クラウドサービスの中で群を抜いて利用率が高く...
2019年時点で世界シェア3割以上
を占めています。
コロナショックにより、クラウドサービスでのビジネスは今後も加速していくでしょう。
そのトップをひた走るアマゾン(AMZN)の株は今後も上昇し続ける可能性が高いでしょう。
しかし、すべてのハイテク株がアマゾン(AMZN)のようになれるわけではありません。
ほとんどの企業は...
市場を独占するレベルに達していない
からです。
そうなると、重要になってくるの昨日の記事で指摘した
銘柄の物色
です。
独占以外に注目すべきこと
では、市場の独占以外で注目すべき点とは?
- 現在の株価
- PERやPBRといった割高/割安を測る指標
- チャートのサポートラインやレジスタンスのポイント
であることは、すでに指摘済み。
さらに今回つけ加えたいのが...
お金の流れ
です。
この流れを知る上で重要な指標があります。それが...
キャッシュフロー計算書
です。
損益計算書に記載されている営業利益や純利益も重要なデータです。
しかし、ジェイがより重視するのはお金の流れが把握できるキャッシュフロー計算書です。
次回はこの点についてお話しますね。
まとめ
今回のまとめです。
- 米株高のけん引役はナスダック指数
- ナスダック指数のけん引役はGAFA
- アマゾン株の上昇は市場の独占によるところが大きい
- 他のハイテク企業は市場を独占するレベルにないため、他の材料で投資する銘柄を物色する必要あり
- その材料のひとつが「キャッシュフロー計算書」
以上です。