株価指数 / ETF

【米国株ETF】ポートフォリオのコアにする価値のあるETF それが『VIG』

ーこの記事は3分で読めますー

過去2回の記事ではー

逆イールドとアメリカ経済のトレンドパターン』と『連続増配銘柄の魅力』についてお話ししました。

前編
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後編
【米国増配株】逆イールドとアメリカ経済の関係、そして有効な投資戦略とは? 後編

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後編では、実際にジェイが投資をしている3つの米国株(個別株)についてもご紹介しました。

しかし、ジェイの投資戦略(ポートフォリオ)でコア銘柄(中心となる銘柄)にすえているのは、米国の個別株ではありません。

では、どんな銘柄をポートフォリオのコア銘柄としているのか?

今回と次回では、ジェイが配当戦略の中心としている銘柄とその魅力についてお話しします。

今回のテーマ

ジェイがおすすめするコア銘柄について

ぜひ、最後までご覧ください!


この記事はこんな方におすすめ

こんな方におすすめ

  • 米国株(アメリカ株)の投資に興味がある人
  • どんな銘柄を保有すれば良いか迷っている人
  • 配当収入(インカムゲイン)狙いの人

 

この記事で何がわかるの?

わかること

  • 投資戦略のコアにすえる価値のあるETFについて
  • 連続増配ETF『VIG』5つの魅力

ETFのことを学ぶなら

今回の主役はー

主役

ETF(上場投資信託)

です。

ETFは、金融商品の中で『20世紀最大の発明の1つ』と言われています。

そんなETFについて、初心者の方が簡単に学べる1冊が、以下の本です。

今年、本書の改訂版が出版されました。

世に多くあるETF関連本の中でも、異例のロングセラー本であり、

・ETFとは何か?
・ETFの魅力とは何か?
・ETFのおすすめ銘柄は?

初心者の方が抱くであろうこれらの疑問に対して、きっちりと分かりやすく答えてくれる良書でもあります。

 

今回の記事では『ポートフォリオのコア銘柄』というキーワードが多く出てきます。

この本を読めば、ETFこそがコア銘柄におすすめの金融商品であることがわかります。

 

また、本書の中で『スマートベータ』という言葉が出てきます。

これは、指数に連動するパッシブ運用と、個別株のリターンを積極的に狙っていくアクティブ運用の中間的な運用という意味合いで使われています。

今回の主役である『バンガード・米国増配株式ETF』は、配当と企業のファンダメンタルの面ではスマートベータに関連したETFと言えます。

 

つらつらと書きましたが、ETFについて何も知らない初心者の方が最初に手にする本として、『改訂新版 ETFはこの7本を買いなさい 世界No.1 投信評価会社のトップが教えるおすすめ上場投資信託』は、最適の1冊です。

ぜひ、ご一読ください!


本題

ジェイが、投資戦略のコア銘柄にしているのは個別株ではなくー

コア銘柄

ETF(上場投資信託)

です。

 

では、どんなETFに投資をしているのか?

それはー

銘柄

Vanguard Dividend Appreciation ETF (VIG)

です。

日本語に訳すと『バンガード・米国増配株式ETF』です。

バンガード・米国増配株式ETFは、世界最大級の資産運用会社『バンガード(Vanguard)』が運用しているETFです。

通称、『VIG』と呼ばれています。

なので、ここからはVIGと表記します。

VIGの概要

  • 運用機関:バンガード
  • 特徴:連続増配ETF
  • 採用銘柄数:288
  • ETFのトータル資産:$79.4 billion
  • 経費率:0.06%

※2022年4月17日時点

 

なぜ『VIG』なのか?

なぜ、ジェイはVIGをコア銘柄にしているのか?

その理由は、VIGが持つ5つの魅力にあります。

VIG 5つの魅力

  • 連続10年以上の増配銘柄のみを採用している
  • 将来 高配当ETFの代表的な銘柄になる
  • 安心かつ効率的に配当収入が見込める
  • 配当額の増加率がVYM(高配当ETF)より高い
  • VYM(高配当ETF)と比べてリターンが良い

 

VIG 5つの魅力

結論から言いますと、VIGには5つの魅力があります。

魅力1:連続10年以上の増配銘柄のみを採用

5つの魅力の中でも、ジェイが最も重視している魅力がー

魅力1

288の採用銘柄すべてが10年以上の連続増配の銘柄

であるということです。

配当は、その企業が稼いだ利益が原資となっています。

よって、10年連続で配当を増額できる企業は、長期にわたり堅実に利益を積み上げることができるビジネスを展開している企業なのです。

・VIGの組み入れ銘柄 トップ10

実際、VIGの28.8%をシェア占めるトップ10の企業をみると、いずれもアメリカを代表する優良企業です。

出所:Vanguardのサイト

 

魅力2:これから高配当ETFになっていく

上で挙げたトップ10企業の株価は現在、いずれも3桁の水準にあります。

つまり、私たちがこれら企業の株をそれぞれ一株ずつ買うだけでも、合計で数十万単位の資金が必要になります。

しかも個別株の投資では、予想外の急落リスクに直面することを常に意識しておかなければなりません。

予想外のリスク例

  • 社員や経営陣による不祥事リスク
  • 経済環境の激変に対応できずにビジネスが縮小するリスク
  • ビジネスの縮小により配当額が大幅に減額されるリスク

1番目のリスクは、我々のような個人投資家が事前に予想できない典型的なリスクです。
※2001年のエンロン破綻事件は、経営陣による不正経理 / 不正取引が原因でした。

2番目のリスクとして記憶に新しいのが、2020年の初頭に発生した『コロナショック』です。

2008年に世界の金融危機の原因となった『リーマンショック』や2020年初頭に発生した『コロナショック』が、2番目のリスクに当たります。

2番目のリスクにうまく対応できない企業は、当然のごとく利益が減少します。
※最悪の場合は倒産します。リーマン・ブラザーズのように。

そして利益の減少(2番目のリスク)は3番目のリスクである配当額の減額リスク、またはゼロになるリスクにつながるのです。

 

しかしVIGに投資をすれば、私たちはこれらのリスクを考える必要がありません。

なぜか?

それは、VIGを運用しているバンガードのプロ集団が、ファンドを適切に運用してくれるからです。

もしVIGに採用されている銘柄のうち、連続増配という運用基準に適さない銘柄があれば、バンガードのプロたちはVIGからその銘柄を排除します。

なので、VIGは時間をかけてー

魅力2

  • 高配当ETFを代表する銘柄になっていく

と、ジェイは考えています。

 

魅力3:安心かつ効率的な配当収入を得ることができる

プロ達が適切に運用してくれるということは、私たちのような個人投資家は、いちいち個別の銘柄を分析に時間を割いたり、上で述べた個別株が持つ特有のリスクを心配したりする必要がないのです。

プロの運用と時間的なコストの削減... つまりVIGの投資とはー

魅力3

安心して効率的に配当収入を得ることができるETF

といえます。

 

魅力4:魅力的な配当額の増加率

VIGが『安心』と『効率』の両方を兼ね備えたETFであることはー

魅力4

年間の配当額の増加率

からも簡単にわかります。

この点を、高配当戦略で多くの投資家が選好している『Vanguard High Dividend Yield ETF(VYM)』との比較で確認してみます。

VYMとは?

  • 運用機関:バンガード
  • 特徴:高配当ETF
  • 採用銘柄数:445
  • ETFのトータル資産:$57.4 billion
  • 経費率:0.06%

※2022年4月17日時点

 

・配当額の比較:VIG vs VYM

まずは、両ETFの年間の配当額を見てみましょう。

出所:Seeking Alpha

単純な配当額では、高配当ETFの『VYM』に軍配が上がります。

 

しかし、配当戦略で重視すべきは『魅力2』と『魅力3』で述べたとおりー

重視すること

長い間、安定的に、魅力的な配当を出し続けてくれること

にあります。

この点を考える上で重要となってくるのがー

重要ポイント

年間配当の増額率

です。

この点について、チャートで確認してみましょう。

・年間配当額の増額率:VIG vs VYM

出所:Seeking Alpha / 前年比の増加率

前年比の増加率をみると、VIGとVYMで大差はありません。

しかし、2016年を境にしてVIGの増加率がゆるやかな上昇トレンドにあることがわかります(チャート赤矢印)。

さらに、2020年のコロナショック以降は、VIGの増額率がVYMのそれを上回る状況となっています(チャート赤丸)

近年の増加率の推移を見れると、VIGは『長い間』『効率的に』『魅力的な』配当を出し続けてくれるETFへ変化し始めていることがうかがえます。

 

魅力5:良好なパフォーマンス

ここまで、VIGが持つ4つの魅力と配当収入(インカムゲイン)を得るのに適したETFであることをお話ししました。

しかし、VIGは配当収入(インカムゲイン)だけでなくー

魅力4

売買益(キャピタルゲイン)も狙える優良ETF

なのです。

この点についても、VYMとの比較でみてみましょう。

・税引後リターンの比較:VIG vs VYM

出所:Vanguard / 2022年3月31日時点

上のチャートは、配当と売買益にかかる税金を差し引いた後のリターンです。

過去1年以外では、すべての期間でVIGがVYMのリターンを上回っていることがわかります。

配当額の増加率だけでなく税引後のリターンでもVYMを上回っている事実は、VIGが配当戦略だけでなくー

ポイント

ポートフォリオ全体のコア銘柄にすえる価値のあるETF

であることを物語っています。

 

VIGが持つもう一つの魅力

アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)はこれから、高インフレを抑制するために金融引き締め政策を強化していきます。

この政策は、アメリカの経済にとっても株式市場にとってもネガティブな要因です。

よって、2022年以降の米国株(アメリカ株)は、下落の局面に何度か直面することが予想されます。

そんな下落の局面でVIGは、『もうひとつの魅力』を発揮することが予想されます。

次回は、この点にフォーカスした記事を配信します。

乞うご期待!

 

今回のまとめ

まとめ

・連続増配ETFの『VIG』はポートフォリオのコア銘柄にすえる価値がある
・VIGには主に5つの魅力がある
・VIGは配当収入(インカムゲイン)と売買益(キャピタルゲイン)の両方を狙える優良ETFである

今回は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


注記事項

ジェイの米国株投資ブログ(以下当サイト)に掲載されている記事は、投資の助言を目的としたものではありません。当サイトに掲載されたコンテンツの正確性については、可能な限り注意を払っています。しかし、意図せず誤情報が紛れ込む可能性や情報そのものが古くなっている可能性があり、その正確性を完全に保証するものではありません。
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