これまでは投資を考えているひとや投資の経験が浅いひとを対象に、米国株投資の魅力とidMの管理人ジェイが具体的にどのような理由でどの銘柄に投資をしているのか、を中心にお話してきました。
ブログを書くことに慣れてきましたので、今日からは日々のマーケットで気になったことについてもお話していきたいと思います。
株高のけん引役はやっぱりあのセクタ-
昨日(2020年5月8日)の米国株式市場は、多くの投資家が注目する雇用統計が戦後最悪の結果だったにも関わらず、すごい上昇でしたね。
特にすごいのは、このブログで注目しているナスダック100です。V字型の急反発となっています。いまや今年2月19日に付けた史上最高値9,736ポイントを更新する勢いです。
次に過去5年間のナスダック100と他の主要な株価指数-ダウ平均とS&P500 のフォーマンスを比較してみましょう。
熱すぎるぜナスダック100!
下のチャートは基準日を2014年12月31日、基準値を100としたパフォーマンスの比較チャートです。
明らかに赤いラインのナスダック100のパフォーマンスが突出していることがわかります。
実際に2020年5月8日時点のパフォーマンス数値を確認すると、217.65(117.65%)と、ダウ平均とS&P500を圧倒しています。
国策に売りなし!
上のラインチャートをよく見ると、ひとつ気になる動きがあります。
それは、2017年以降、ナスダック100の上昇の勢いが急速に高まっていることです。この年に何があったのか?
「トランプ米政権の誕生」
です。
そのトランプ米政権はテクノロジー覇権を国是としています。
なぜか?テクノロジーを制する国が次の時代の覇権を握るからです。
そう、テクノロジーで覇権を握ることは米国という国の「国策」なのです。
その国策に真っ向から立ち向かっているのが中国なのです。
そして相場の世界では国策にまつわる格言あります。それは...
「国策に売りなし」
この格言に従うならば、現在の米株はやはり「買い」なのです。
ハイテクは社会のインフラ
政治の面だけでなく経済の面で考えても、ハイテクセクタ-の上昇トレンドは続くとジェイは考えています。
なぜか?
テクノロジーそれ自体が社会インフラとなっているからです。
従来、ハイテクセクタ-は景気敏感セクタ-でした。
現在のようなコロナショックに直面すると真っ先に売られる対象だったのです。
しかし、5GやIoT(Internet of Things)、さらにはビッグデータの活用といったテクノロジーと社会の融合が急速に進行したことで、もはやハイテクセクタ-はインフラセクタ-となっているのです。
インフラセクタ-は景気の動向に左右されにくい「ディフェンシブ」なセクタ-です。