『米国株の増配銘柄に投資をして、定期的な収入を得よう!』
前回の記事ではこう書きました。
今回は、実際にジェイが投資をしている増配銘柄を取り上げ...
『なぜジェイがこの銘柄に投資をしたのか?』
この点について、前回のポイントを交えながらの記事となります。
みなさんの投資ライフにお役立てください!
結論
定期的な収入を得るならザ コカ・コーラ カンパニー
この記事の対象となる人
米国株の投資で定期的な収入を得たい人
増配銘柄の王道!ザ コカ・コーラ カンパニー
結論からいうと、ジェイは『ザ コカ・コーラ カンパニー(KO、通称コカ・コーラ)』の株に投資をしています。
もちろん、みなさんと同じ理由『米国株の投資で定期的な収入を得る』ためです。
ジェイが、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)で『米国株の投資で定期的な収入を得る!』ことができると判断した理由は、この企業が優れた『増配銘柄』だからです。
ジェイが考える優れた増配銘柄の条件とは...
・『安定した価格』
でした。
増配年数57年という『信用力』
まずは『何十年にもわたり増配を続けている企業』についてみてみましょう。
前回の記事で掲載した増配企業のリストを確認すると、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)の増配年数は...
『57年』
で、このブログを執筆時点でランキング11位となっています。
57年の間、○○ショックといわれる経済や金融の危機が何回もありました。
それにもかかわらず、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)は増配を続け投資家への還元を優先しているのです。
57年という長い間に築いてきた『信用力』をジェイは買ったのです。
安定した価格
次に、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)のチャートを見てみましょう。
ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)の日足チャート
コロナショック後、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)の価格は『43ドルから50ドル』というレンジで安定した動きが続いていました。
そして9月に入ると、レンジの上限である50ドルを若干上回る展開が続きました。これは『43ドルから50ドル』レンジの水準が切り上がる可能性があることを示しています。
しかし、52ドルの水準で上値がおさえられている状況を考えるならば、急上昇する可能性は低いでしょう。
7月の下旬以降、46ドルか47ドルあたりで株価がサポートされていることがわかります。
レンジの水準が切りあがるなら『46ドル-52ドル』とジェイは予想しています。
この予想が外れても、45ドル以下ではザ コカ・コーラ カンパニー(KO)の株を買い増す計画です。
このように余裕をもって考えることができるのは、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)の価格が安定しているからです。
ハイテク株のようなジェットコースターのように急上昇と急落を繰り返す銘柄だと、こうはいきません。それにハイテク株には配当がない銘柄が多いのです。あるにしても少ない傾向にあります。
例えば米国を代表するハイテク企業『GAFAM』-グーグル(GOOGL)、アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)の配当を見ると、グーグル(GOOGL)、アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)は無配....つまり配当がゼロです。
一方、アップル(AAPL)とマイクロソフト(MSFT)のみが配当ありですが、その額(1年間の配当金)はアップル(AAPL)が0.82ドル、マイクロソフト(MSFT)が2.24ドルです。
配当利回り
『ちょっと待ってジェイさん!
マイクロソフト(MSFT)の配当金が1年間で2.24ドルってことは、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)の1.64ドルも高いじゃんよ!』
するどい読者の方は、稼男さんのようにマイクロソフト(MSFT)の配当金(2.24ドル)の方が、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)の配当金(1.64ドル)よりも大きいことに気が付いたと思います。
しかし、配当金の多さを重視してはいけません。
その理由は、配当を得るためのコストパフォーマンスにあります。
配当を得るためのコストパフォーマンスってどうやって見るんですか?
それは『配当利回り』で見るんだよ!
配当利回りについて
配当利回りとは、株価と年間配当金の割合を示す指標のことです。一株当たりの年間配当金を、現在の株価で割って計算されます。
計算式:一株当たりの年間配当金÷現在の株価=配当利回り(%)
配当は株価の上昇よりも確実に収入がもらえます。ですが、株価との割合が重要となるため、配当金が同じでも株価の高い銘柄に投資をすると、配当利回りは低下します。
増配銘柄に投資をするときは『配当利回り』にも注目すべきです。
なぜなら上でも書いたとおり、配当の金額が同じでも株価が高い銘柄に投資をすると配当の利回りは低下するからです。
実際にザ コカ・コーラ カンパニー(KO)とマイクロソフト(MSFT)の配当利回りを比較すると...
配当額 | 配当利回り | |
ザ コカ・コーラ カンパニー(KO) | $1.64 | 3.25% |
マイクロソフト(MSFT) | $2.24 | 1.02% |
配当利回りが高いということは、『米国株の投資で定期的に収入を得たい!』と思っている人が...
『低いコストで株式を購入して、より多くの利回りを獲得している』
ことを意味しています。
逆に配当利回りが低いということは、『米国株の投資で定期的に収入を得たい』と思っている人が...
『高いコストで株式を購入して、より低い利回りを獲得している』
ことを意味しています。
どちらが得かは言うまでもありません。
しかも、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)の株価は安定して推移しています。
一方、マイクロソフト(MSFT)の株価をみると...
マイクロソフト(MSFT)の日足チャート
コロナショックのあとは上昇トレンドにあります。しかし、9月に入ると2日につけた最高値232.86から196.25(9月18日安値)まで15.72%も急落する局面がありました。
マイクロソフト(MSFT)の事業は拡大するでしょう。しかし『米国株の投資で定期的な収入を得る』という観点で考えるならば、ザ コカ・コーラ カンパニー(KO)よりも株価が高くて不安定でもあるマイクロソフト(MSFT)の株を購入するにはリスクがあります。
そのリスクとは『得られる配当金額以上の損失をこうむってしまうリスク』です。
このように考えると、増配銘柄に投資をして定期的に収入を得るためには...
・価格が安定して推移しているかどうか
・配当利回りの高いかどうか
ということをチェックすることが重要なのです。
これらをチェックしたうえで、ジェイはザ コカ・コーラ カンパニー(KO)への投資をしています。
そして、レンジ相場の下限での買い増しを虎視眈々(こしたんたん)と狙っているのです!
今回のまとめ
・増配銘柄の投資では『安定した価格』かどうかをチェックする
・配当金で増配銘柄に投資をすることを決めてはいけない
・増配銘柄の投資では『配当利回り』をチェックする
今回は以上です。