最近の米株は上がったと思ったらすぐに下がったり...
なんか動きがあやしいなぁ...
こんなことを考えている読者の方は多いと思います。
今週の米株でジェイが一番重要だなぁと思ったことは、突然下落する場面があったことです。
各報道のヘッドラインから突然の下落の理由をさぐると...
であることがわかります。
いうまでもなくコロナリスクは、米株安の要因です。
でも、政策期待が続く限り米株は上昇トレンドを維持する、とジェイは予想しています。
今日はこの悩みにお答えします。
ハイテク株 からバリュー株へ?
11月7日にバイデン候補が勝利宣言をして以降、ダウ平均の上昇幅が拡大し、ハイテク株のトレンドを示すナスダック指数が下落する局面がありました。
実際にパフォーマンスチャートを確認すると...
米国株価指数のパフォーマンスチャート
ダウ平均の好パフォーマンぶりがうかがえます。
ちなみに、ダウ平均の株価の動きも確認しておきましょう。
ダウ平均のチャート
10月から11月にかけてのV字上昇にくわえて、『窓あけ』する場面もありました。
この状況をみて、米国の株式市場に参加者している投資家のなかには...
『ハイテク株からバリュー株へ資金がシフトしている!』
と指摘しました。
今の米株でバリュー株と言えば...
といえるでしょう。
バリュー株の上昇はまだ先
たしかにバリュー株が多く上場しているダウ平均の上昇は、バリュー株へ資金がシフトしている可能性を示しています。
しかし、本当にそうでしょうか?
コロナリスクが意識され始めた今週の水曜日以降は、再びハイテク株に買いが入る展開となっています。
このトレンドは、今週最後の取引があった13日まで続きました。
週後半のハイテク株の上昇を考えるならば、バリュー株へ資金がシフトしていると判断するのはまだ早い、ジェイは思います。
また、これから北半球は本格的な冬を迎えます。
それにともなって、コロナリスクも意識されるでしょう。
感染の拡大が続けば、バイデン新政権は都市の機能を完全に封鎖するロックダウン第二弾に踏み切る可能性があります。
なぜか?それは...
からです。
あれだけトランプ米大統領のコロナ対策を批判してきたバイデン氏が、新大統領に就任したら『やっぱり経済の方が大事~』なんてことは口が裂けても言えないでしょう。
もちろん、トランプ米大統領がロックダウン第二弾を決断する可能性だって無きにしも非ずです。
しかし法廷闘争で再選を目指す手前、景気の回復を悪化させるロックダウンを実行する可能性は低いと思います。
まぁ、それはそれでコロナの感染が拡大する可能性を高めてしまうわけですが。
今週のハイテク株買いにくわえて、米国の政治の状況も考えるならば...
だとジェイは考えています。
では、いつバリュー株が本格的に買われるのか?その時期は...
だとジェイは考えています。
それまではコロナリスクを意識した状況が続くでしょう。
そしてコロナリスクが意識される局面で米株を買うならば...
のがベターな選択だとジェイは考えています。
どんなハイテク株がおすすめか?
では、おすすめのハイテク株を教えてください!
ハイテク株を選ぶときのコツは...
ことです。
コロナショックにより私たちの生活は、ハイテクのちから無しでは生活できない状況になっています。
このトレンドは今後も加速していくでしょう。
つまり、私たちの生活に必要で不可欠なハイテクサービスの需要は今後も伸び続けるわけです。
需要が伸びるということは、そのサービスを提供している会社のビジネスも伸びるということです。
ビジネスが伸びれば、その会社の株価も上昇する、というわけです。
具体的なおすすめ銘柄については、以下の記事をご覧ください。
すべてジェイが保有&買いのリストにピックアップしている銘柄です。
上の記事の中で、ジェイが特に注目しているのがウォルマート(WMT)とクラウドストライク(CRWD)です。
ウォルマート(WMT)がハイテク株?と思う人がいるでしょう。
たしかに店舗販売のイメージが強いウォルマート(WMT)ですが、近年ではアマゾン(AMZN)に対抗するため、ハイテク投資を積極的に進めています。
最近ではマイクロソフト(MSFT)と組んで動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業買収に乗り出す意向を示しています。
これまでのハイテクへの投資が実を結び、2020年5〜7月期のオンラインショップ(Eコマース)での売り上げは97%の増加と驚異的な伸びとなり、純利益79.4%増に大きく貢献しました。
米国は今、コロナショック第3波の状況にあります。
これからウォルマート(WMT)とクラウドストライク(CRWD)が提供するサービスの需要は増えるとジェイは考えています。