『なんだかナスダック指数の上値が重くなってきてない?』
『もし下落するなら、なにかハイテク銘柄を買っておきたい!』
こんなことを考えている読者の方は多いと思います。
ジェイもその一人です。
しかし、米国の株式市場には多くのハイテク企業が上場しています。
さらにそんな企業の価格は高値圏にあるため、買った後に下落して、そのままポジションを保有し続けるしかない『高値づかみ』のワナにはまってしまう可能性があります。
そこで今回は、このブログで何度か紹介したハイテク株...
について取り上げます。
今でもアバララ(AVLR)は買いなのか?買うならどのポイントで買うか?
といったことを考えてみます。
『どんなハイテク株を買ったら良いのかわからない!』
という読者の方の悩みを解決でれば嬉しい限りです!
結論
・買いのポイントは140ドルか120ドル
この記事の対象となる人
・銘柄選びで迷っている人
アバララ(AVLR)ってどんな企業なの?
まず、アバララ(AVLR)という企業を知らない読者の方がいると思いますので、簡単にふれておきます。
アバララ(AVLR)ってどんな企業なの?
米国は州によって税制が違います。
そして国をまたげば、さらに税制が違います。
そんな複雑な税務の処理をアバララ(AVLR)のクラウドサービスは...
・適切な税率の特定
・税金の計算や徴収
・税金の送金
・税金にかんする申告書の作成と記録
・コンプライアンス文書の管理
といった、めんどくさいことを簡単かつ自動的に行ってくれるのです。
アバララ(AVLR)を推すわけ
ジェイはさんはアバララ(AVLR)の記事を何回か書いているよね~
なんでそんなに推すの?
ジェイは過去に2回、このブログでアバララ(AVLR)を取り上げています。
アバララ(AVLR)の株価が上昇トレンドを維持していることを考えると、ジェイの予測は当たっています(今のことろはですけど!笑)
アバララ(AVLR)を取り上げた過去の記事では、なんでジェイがアバララ(AVLR)に注目してるのか?その理由をいくつか書きました。
過去記事のリンク先をはっておきますね。お時間のあるときにご覧ください。
なので今回は、過去に書かなかったアバララ(AVLR)を推す理由を3つ書いています。
結論からいいますと...
・競合他社が少ない
・買いのポイントが読みやすい
という理由から、ジェイはアバララ(AVLR)を評価しています。
ひとつひとつ詳しく説明しますね。
『クラウド銘柄』ならなんでも買い
まずひとつめの理由から。
そう、今の米国株式市場では...
『クラウドでビジネスをしている企業の株なら何でも買い!』
のトレンドにあります。
例えば、前回の記事で書いた『クラウドストライク(CRWD)』も、クラウドベースのネットセキュリティサービスを展開しています。
同社の株価は右肩上がりです。
クラウドストライク(CRWD)の記事
投資の世界には色々な格言があります。その中でも...
-相場の流れに逆らうな-
は最も大事な格言のひとつ、といわれています。
クラウド銘柄ならなんでも買いのトレンドにある米株の状況を考えるならば、クラウドでビジネスをしているアバララ(AVLR)は、買いのリストに入れておいて良いハイテク株だとジェイは考えています。
競合他社が少ない
アバララ(AVLR)を推すふたつめの理由は、競合する他社が少ないことにあります。
グーグルで『avalara、competitors』と検索してみてください。
それなりに競合する他社が検索されます。
しかし、そのほとんどはアバララ(AVLR)と比べると会社の規模が小さかったり、株式を上場していない企業なんです。
その中でバーテック(VERX)とヴォルタース・クルーワー(WLSNc)という企業が、アバララ(AVLR)のライバル企業になります。
しかしヴォルタース・クルーワー(WLSNc)は、オランダに上場しているため今回は比較の対象から外します。
一方、バーテック(VERX)は米国のナスダックに上場しています。
よって、アバララ(AVLR)のライバル企業といえるのはバーテック(VERX)だけです。
しかし、バーテック(VERX)はアバララ(AVLR)のライバル企業というには、あまりにも会社の規模が小さすぎます。
実際に会社の大きさをみる指標...
をみてみましょう。
アバララ(AVLR)とバーテック(VERX)の時価総額
アバララ(AVLR)の規模は、バーテック(VERX)の3.2倍もあります。
また、バーテック(VERX)は収益性の低い会社です。
この点を示しているのが、会社が今まで稼いだ利益をどのくらい溜めているのかを示す『利益剰余金』の額と、『利益剰余金』の影響を受ける財務諸表(バランスシート)の『純資産の部』の額です。
結論からいうと、バーテック(VERX)の利益剰余金はマイナスです。
バーテック(VERX)の財務状況
問題は、あまりにも利益剰余金のマイナス額が大きいため、貸借対照表(バランスシート)の『純資産の部』もマイナスになっているということです。
純資産の部がマイナスになっているバーテック(VERX)は、過去に大きな赤字を出して、未だにその赤字を回復できないでいる状況にあることを示しています。
家計に例えるなら、バーテック(VERX)は火の車状態、というわけですね。
一方、アバララ(AVLR)も利益剰余金こそマイナスです。
しかし、資本金の一部である『株式払込余剰金』がプラスであるため、『純資産の部』もプラスとなっています。
アバララ(AVLR)の財務状況
利益剰余金がマイナスということは、アバララ(AVLR)も収益の面で問題があるということです。
しかし、クラウドで税務の処理を一気にてがけてくれるライバル企業が少ないという状況は、今後、アバララ(AVLR)の収益が伸びる重要なポイントだとジェイは考えています。
アバララ(AVLR)は買いのポイントが読みやすい
ジェイがアバララ(AVLR)を進める三つめの理由は、買いのポイントが読みやすい株だということです。
実際にチャートをみてみましょう。
アバララ(AVLR)のチャート
今年の4月以降、上昇トレンドが続いていますが...
①5月から6月にかけては、100ドルでサポートされている
②7月から9月にかけては、120ドルでサポートされる
③今月(10月)以降、レジスタンスのポイントだった140ドルの突破に成功し150ドル台へ上昇している
という、特徴があります。
上のチャートを見てジェイは、『買いのポイントがわかりやすいなぁ』と思っています。
なぜか?
まず、120ドルから140ドルのレンジを上にブレイクして上昇圧力が高まっている状況は、株式市場でよく見られる典型的なパターンです。
今後は、反落する局面が来るでしょう。
そのとき多くの投資家は『140ドル』に注目するでしょう。
なぜか?
これまで上値をおさえていたポイントが、今度は...
ことが、過去の経験でわかっているからです。
もし140ドルの水準を下抜けても、今後は『120ドル』が買いの水準として意識されるでしょう。
なぜなら...
からです。
レンジの下限として意識される水準は、株価を支えるポイントとして多くの投資家に注目されます。
多くの投資家に注目されるということは、そのポイントでは『買いの心理』が集まるということです。
買いの心理が集まるポイントは、『絶好の買いポイント』としておさえておくべき水準なのです。
よってジェイは、目先のアバララ(AVLR)の買いポイントを『140ドル』と『120ドル』と考えています。
アバララ(AVLR)の株は下落するのか?
でもさ~、アバララ(AVLR)の株は下落するの?
ジェイは、アバララ(AVLR)の株価は下落する可能性があると考えています。
ジェイがそう考える理由は...
・テクニカル分析
・オプション市場の動向
にあります。
詳しくは次回の記事にて!
今回のまとめ
・その理由は3つある
・現時点でジェイが考える買いポイントは140ドルか120ドル