前回は米国株式が世界の株高のけん引役となっている事実について説明しました。
その際使用した価格のデータが「株価指数」です。
この株価指数とは一体なんでしょうか?
株価指数とは?
株価指数とは「取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表す指標」です。
例えば、日本の代表的な株価指数として日経225(日経平均株価)や東証株価指数(TOPIX)があります。
また、新興企業が上場しやすいようにマザーズやジャスダックといった指数もあります。
算出方法はそれぞれ異なるため、詳細は東京証券取引所のホームページ等で確認してください。
さて、米国にも当然株式市場全体の動きを反映する株価指数があります。
それが以下の4つです。
米国の株価指数
1:ダウ工業株30種平均
2:S&P500指数
3:ナスダック総合指数
4:ナスダック100
今ホットな米国の株価指数は?
なぜ株価指数が重要なのか?
それは世界の国や地域の株式パフォーマンスを考える際、簡単にトレンドが確認できるからです。
また、株価指数を比較することでどの国の株式に資金が集まっているのか?といった重要な情報がひとめでわかります。
米国株式市場は世界最大の市場です。
その理由はいくもありますが、主要な株価指数が4つあることもその理由の一つです。
そしてこれら株価指数にはそれぞれ特徴があります。
みなさんの中にも一度は聞いたことがあるダウ平均は、米国株価指数の中でも一番歴史が古い指数です。
S&P500指数は、多くの機関投資家(プロ投資家)がパフォーマンスを測るために基準として用いられている指数です。
S&P500指数よりも好パフォーマンスならば評価されます。
今ナスダック指数が熱い!
そしてidMの管理人ジェイが今最も注目しているのがナスダック総合とナスダック100です。
パフォーマンスを確認すると、2017年にトランプ米政権が誕生以降、多くの投資家から注目を集めていることがわかります。
ナスダック総合指数とは、簡単に言えば新興企業、特にハイテク企業の占める割合が高い株価指数です。構成銘柄はなんと3,000を超えます!
そしてナスダック100は、ナスダック総合指数の中から金融以外のセクターで時価総額と流動性が最も高い100銘柄を組み込んだ株価指数です。
なので、ナスダック総合指数以上にハイテク株の動向をより反映している株価指数といえます。
上記のナスダック指数はトランプ米政権誕生後から現在まで、最もホットな株価指数と言えるでしょう。
次回はこの点について具体的なチャートデータをもとに分析します。