ジェイさん!今週の米国株の予想を聞かせてください!
ジェイは仕事柄、投資家さんやメディア関係者から相場の展望についてよく聞かれます。
なので毎朝モーニングレポートなるものを配信して、ジェイの予想を朝一で伝えています。
今日のモーニングレポートでは『米国株は堅調地合いを維持する1週間』と書きました。
そしてこのブログでもモーニングレポートと同じことを書きます。
もちろんその理由についても。
今回の記事が、上の投資家さんのように...
と悩んでいる読者の方の助けになれば嬉しい限りです。
今回の結論
この記事の対象となる人
VIX指数をチェックしよう
結論から言います。
今週の米株は上昇トレンドを維持すると、ジェイは予想しています。
その理由は以下の3つです。
特に注目して欲しいのが理由③です。
米国株が安定しているのか?それとも不安定になっているのか?を示す指数はいくつかありますが、なかでも恐怖指数といわれる『VIX』は重要な指標です。
VIX指数とは?
VIX指数(以下ではVIX)は『CBOEボラティリティ指数』の略語です。VIXはS&P 500のオプション価格を元に算出されます。オプション価格は投資家の心理を表すという特徴があります。このためVIXは投資家の心理が安定しているのか?それとも不安定になっているのか?を表す指数として多くの投資家から注目されています。
実際にVIXのチャートを見てみましょう。
VIXのチャート
VIXの考え方はいたって簡単です。以下をご覧ください。
上のチャートを見ると、VIXは現在25ポイント近くで推移しています。
一方、10月の下旬から11月の上旬は40ポイント台を超えていました。
40ポイント台から20ポイント台へ低下しているということは、『VIXの見方』で示したとおり...
ことがわかります。
VIX指数のトレンドパターン
今度は今年に入ってからのチャートを見てみましょう。
そうするとあるトレンドパターンがみてとれます。
VIX指数のチャート
上のチャートは、今年に入ってからの動きとなります。
3月のコロナショックでは一時、80ポイント台まで急騰しました。
この時、投資家の不安が極限に達していたことがわかります。
上のチャートでジェイが注目して欲しいのは、4月以降の動きです。
4月、6月そして11月と、3回ほど40ポイントの大台を突破する局面が見られました。
しかし、いずれも40ポイントまで上昇すると...
というトレンドパターンが見られます。
このトレンドパターンは、今後『コロナリスク』が米国の株式市場で意識されても、3月のような『コロナショック』が発生する可能性が低いことを示唆しています。
米株を買うタイミングは?
コロナショックが米国の株式市場を襲っても、下落幅は限定的となる可能性が出てきました。
ということは、基本的に米株は買いということになります。
では、米株を買うならばどんなタイミングで仕掛けるのが良いでしょうか?
タイミングについては、投資する銘柄によって異なりますが、ジェイならばハイテク株を狙います。
なぜなら、米株高のトレンドは未だハイテク株が引っぱっており、またコロナリスクが水面下でくすぶっていることを考えてもハイテク株への需要があると考えるからです。
この点については前回の記事をご参照ください。
そして今の状況を考えるならばジェイは...
戦略をとります。
こう考える理由は、4月から続いたハイテク株の上昇がひと段落し、現在は一定のレンジで売り買いが交錯している銘柄が多いからです。
例えばGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)の年初来のパフォーマンスチャートを確認すると...
GAFAのパフォーマンスチャート
今年の8月以降は一定のレンジで売り買いが交錯する...
となっていることがわかります。
このトレンドは、当ブログで紹介したいくつかのハイテク株...
でも見て取れます。
これら主要なハイテク株がレンジ相場となっているならば...
ことが、今の状況ではベターな取引戦略だとジェイは考えています。
一方、アバララ(AVLR)のようにレンジの上限をブレイクした銘柄を取引する場合は...
この点を見極めることが重要です。
例えばアバララ(AVLR)でしたら、『140ドル前後』がレンジの上限からサポートポイントへ転換する場合、買いのシグナルとジェイは捉えます。
しかしジェイは、レンジ相場で取引されているハイテク株を狙います。
買いのポイントも売りのポイントも明確だからです。
まぁ、この点は好みの問題ですね。