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【展望】今週の米国株は上昇トレンドを維持すると予想

ー この記事は3分で読めますー

投資家さん
投資家さん

ジェイさん!今週の米国株の予想を聞かせてください!

ジェイは仕事柄、投資家さんやメディア関係者から相場の展望についてよく聞かれます。

なので毎朝モーニングレポートなるものを配信して、ジェイの予想を朝一で伝えています。

今日のモーニングレポートでは『米国株は堅調地合いを維持する1週間』と書きました。


そしてこのブログでもモーニングレポートと同じことを書きます。

もちろんその理由についても。

今回の記事が、上の投資家さんのように...

悩み

米株のトレンドについて知りたい

と悩んでいる読者の方の助けになれば嬉しい限りです。


今回の結論

結論

投資家の不安心理を反映する恐怖指数『VIX』は低下基調にある。これは投資家の心理が安定していることを示している。水面下でコロナリスクがくすぶり続けていることを考えるならば、今週の米株はハイテク株を中心に底堅い展開が予想される。ハイテク株を買うタイミングは、反落の局面での『押し目買い』。

この記事の対象となる人

対象者

・米株のトレンドに興味がある人
・ハイテク株の投資に興味がある人


VIX指数をチェックしよう

結論から言います。

今週の米株は上昇トレンドを維持すると、ジェイは予想しています。

その理由は以下の3つです。

理由①

欧州では新型コロナの感染拡大が止まらずロックダウン第二弾が実施されているが、株高トレンドを維持している

理由②

米国でも一日の感染者数が14万人超と過去最高を記録しているが、米株の下落幅は限定的となっている

理由③

投資家の不安心理を反映する恐怖指数『VIX』が低い水準で安定した動きとなっている

特に注目して欲しいのが理由③です。

米国株が安定しているのか?それとも不安定になっているのか?を示す指数はいくつかありますが、なかでも恐怖指数といわれる『VIX』は重要な指標です。


VIX指数とは?

VIX指数(以下ではVIX)は『CBOEボラティリティ指数』の略語です。VIXはS&P 500のオプション価格を元に算出されます。オプション価格は投資家の心理を表すという特徴があります。このためVIXは投資家の心理が安定しているのか?それとも不安定になっているのか?を表す指数として多くの投資家から注目されています。


実際にVIXのチャートを見てみましょう。

VIXのチャート

VIX指数の日足チャート(今年10月以降)
VIX指数の日足チャート(今年10月以降)

VIXの考え方はいたって簡単です。以下をご覧ください。

VIXの考え方

・VIXの上昇=投資家が先行きについて不安を感じている
・VIXの低下=投資家が先行きについて安心している

上のチャートを見ると、VIXは現在25ポイント近くで推移しています

一方、10月の下旬から11月の上旬は40ポイント台を超えていました

40ポイント台から20ポイント台へ低下しているということは、『VIXの見方』で示したとおり...

ポイント

米国の株式市場に参加している投資家の心理状態は ” 安定している

ことがわかります。


VIX指数のトレンドパターン

今度は今年に入ってからのチャートを見てみましょう。

そうするとあるトレンドパターンがみてとれます。

VIX指数のチャート

VIX指数の日足チャート(年初来)
VIX指数の日足チャート(年初来)

上のチャートは、今年に入ってからの動きとなります。

3月のコロナショックでは一時、80ポイント台まで急騰しました。

この時、投資家の不安が極限に達していたことがわかります。


上のチャートでジェイが注目して欲しいのは、4月以降の動きです。

4月、6月そして11月と、3回ほど40ポイントの大台を突破する局面が見られました

しかし、いずれも40ポイントまで上昇すると...

ポイント

その後すぐに低下する

というトレンドパターンが見られます。


このトレンドパターンは、今後『コロナリスク』が米国の株式市場で意識されても、3月のような『コロナショック』が発生する可能性が低いことを示唆しています。


米株を買うタイミングは?

コロナショックが米国の株式市場を襲っても、下落幅は限定的となる可能性が出てきました。

ということは、基本的に米株は買いということになります。

では、米株を買うならばどんなタイミングで仕掛けるのが良いでしょうか?

タイミングについては、投資する銘柄によって異なりますが、ジェイならばハイテク株を狙います

なぜなら、米株高のトレンドは未だハイテク株が引っぱっており、またコロナリスクが水面下でくすぶっていることを考えてもハイテク株への需要があると考えるからです。

この点については前回の記事をご参照ください。


そして今の状況を考えるならばジェイは...

ポイント

反落した時に『押し目の買い』を狙う

戦略をとります。

こう考える理由は、4月から続いたハイテク株の上昇がひと段落し、現在は一定のレンジで売り買いが交錯している銘柄が多いからです。

例えばGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)の年初来のパフォーマンスチャートを確認すると...

GAFAのパフォーマンスチャート

GAFAの年初来パフォーマンスチャート
(基準日:2019年12月31日)

今年の8月以降は一定のレンジで売り買いが交錯する...

ポイント

レンジ相場

となっていることがわかります。

このトレンドは、当ブログで紹介したいくつかのハイテク株...

でも見て取れます。


これら主要なハイテク株がレンジ相場となっているならば...

買い戦略

レンジの下限に向けて下落している時にハイテク株を買う

売り戦略

レンジの上限へ向け反転した時点で売りのタイミングを考える

ことが、今の状況ではベターな取引戦略だとジェイは考えています。


一方、アバララ(AVLR)のようにレンジの上限をブレイクした銘柄を取引する場合は...

取引戦略

レンジの上限がサポートポイントとして意識されるか?

この点を見極めることが重要です。

例えばアバララ(AVLR)でしたら、『140ドル前後』がレンジの上限からサポートポイントへ転換する場合、買いのシグナルとジェイは捉えます。


しかしジェイは、レンジ相場で取引されているハイテク株を狙います。

買いのポイントも売りのポイントも明確だからです。

まぁ、この点は好みの問題ですね。


今回のまとめ

まとめ

投資家の不安心理を反映するVIX指数は低い水準で安定的に推移している。これは投資家の心理が安定していることを示している。よって、今週の米国株は上昇トレンドを維持すると予想する。

主要なハイテク株はレンジ相場へシフトしている。よって、ハイテク株を買うならレンジの下限へ下落しているときに『押し目買い』を狙うのがベターな取引戦略となろう。


注記事項

ジェイの米国株投資ブログ(以下当サイト)に掲載されている記事は、投資の助言を目的としたものではありません。当サイトに掲載されたコンテンツの正確性については、可能な限り注意を払っています。しかし、意図せず誤情報が紛れ込む可能性や情報そのものが古くなっている可能性があり、その正確性を完全に保証するものではありません。
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