『これからはネットがさらに拡大していく』
『ネットセキュリティは成長が期待できる』
『だからネットセキュリティ株を買いたい!』
こう考えている読者は多いと思いまし、ドコモ口座の事件を考えるならば、その考えは正しいとジェイは思います。
しかし、米株には多くのネットセキュリティに関連した株があります。しかも、その多くは高値圏にあります。
こんな状況の中でもおすすめのネットセキュリティ株はあるのか?あるならその銘柄は?
今回は『今ネットセキュリティ株を買うならこの銘柄』というテーマでお話します。
結論
この記事の対象となる人
注目はクラウドストライク(CRWD)
結論からいいます。
ジェイなら『クラウドストライク(CRWD)』の買いを考えます。
理由は3つあります。
2:稼ぐちからがついている
3:フリーキャッシュフロー(FCF)が急増している
ひとつひとつみていきましょう。
上昇トレンドにあるクラウドストライク(CRWD)の株価
まず注目したいのは、クラウドストライク(CRWD)の株価が上昇トレンドにあることです。
他の株価も同じでしょ?と思われるかも知れませんが、ジェイが注目しているのは今年9月以降の動きです。
パフォーマンスチャートで確認してみましょう。
クラウドストライク(CRWD)のパフォーマンチャート
9月2日以降の米株は調整の反落局面が続きました。
実際にナスダック総合指数や他のライバル企業はマイナス圏となっています。
例えば、前回の記事で紹介したZスケーラー(ZS)はナスダック指数に連動して一気にマイナス圏へと沈んでいます。
クラウドストライク(CRWD)もマイナス圏にありますが、マイナス2.66%と一番小さい下落率です。
ハイテク株のトレンドを示すナスダック総合指数はマイナス7%であることを考えるならば、クラウドストライク(CRWD)はハイテク株の中でも地合いが強いことがわかります。
高まってきたクウドストライク(CRWD)の稼ぐちから
次に注目したいのは、クウドストライク(CRWD)の稼ぐちからについてです。
稼ぐちからを見る指標は色々ありますが、ジェイは『営業キャッシュフロー』を重視しています。
簡単に言えば、企業が売っている商品や提供しているサービスといった営業活動から得られたキャッシュの量を示します。
営業キャッシュフローが安定ているもしくは継続的に増えている企業は、稼ぐちからがある企業です。
そしてこういった企業のフリーキャッシュフローは大きくなる傾向にあります。
フリーキャッシュフローが多い企業の経営は安定していると判断します。
コロナショックが発生して以降、クウドストライク(CRWD)の営業キャッシュフローは劇的に増えています。
他社と比較したチャートをみてみましょう。
クウドストライク(CRWD)の営業キャッシュフロー①
株価の水準が高いパロ・アルト・ネットワークス(PANW)とZスケーラー(ZS)で比較すると、営業キャッシュフローの額こそパロ・アルト・ネットワークス(PANW)がダントツです。
しかし、その伸びを見るとクウドストライク(CRWD)は4.5倍です。
クウドストライク(CRWD)の営業キャッシュフロー②
この伸びは、株価で上を行くパロ・アルト・ネットワークス(PANW)と同じです。
営業キャッシュフローが伸びているということは、クウドストライク(CRWD)の経営が安定するというメリットの他に...
『未来へ投資する余裕』
があるというメリットもあります。
もちろん銀行からお金を借りて投資をする手段もありますが、それだと将来借金がリスクとなる可能性がたかまります。
しかし、稼ぐちからがついてきたクウドストライク(CRWD)は借り入れリスクを減らして、自分のお金を投資に回すことができる企業になっているのです。
その点は、ジェイが最も重視している『フリーキャッシュフロー』の増加にみてとれます。
フリーキャッシュフローを簡単にいうと『企業が自由に使えるお金の量』のことです。
使えるお金の量が増えれば増えるほど、その企業は優秀な経営をしていると投資家に判断され、株価が上がる要因になります。
フリーキャッシュフローって何?というかたは、以下の記事をご覧ください。
急増するクラウドストライク(CRWD)のFCF
クウドストライク(CRWD)のフリーキャッシュフローをみてみましょう。
クウドストライク(CRWD)のフリーキャッシュフロー
コロナショック以降、約10倍!に伸びていることがわかります。
クウドストライク(CRWD)のフリーキャッシュフローが劇的に伸びているということは、稼ぐちからが劇的についてきたということを意味しています。
クラウドストライク(CRWD)の買いポイントは?
では、ジェイが狙うクラウドストライク(CRWD)の買いポイントはどこか?
このブログを書いている時点でジェイが注目しているポイントは2つあります。
・125ドルレベル
クラウドストライク(CRWD)のチャートポイント
『25日移動平均線』は、コロナショック以降、クラウドストライク(CRWD)株の上昇をずっとサポートしてきました。例外は7月から8月中旬だけです。
今月の2日、新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の容体が回復に向かっていることも考えるならば、下落しても25日移動平均線で反転する可能性があります。
次に『125ドル』について。
このポイントは、9月の反落局面でサポートポイントとして意識された水準です。
反落するということは、この時期のクラウドストライク(CRWD)の株は地合いが弱かったということです。
弱かった地合いを支えたしたポイントは、サポートポイントとして意識されやすくなります。
『125ドル』はそんな水準となる可能性があるのです。
ストップ注文は忘れずに
これから米株は、11月3日の米大統領選挙モードに突入します。
トランプ米大統領の新型コロナ感染はサプライズでした。
しかし、今月はそれ以上のサプライズがあることを意識すべきでしょう。
よって、クラウドストライク(CRWD)や他の株を買ったときは、必ず損切りの注文...
『ストップ注文』
を保有している銘柄に付けておいた方が良いでしょう。
株式の投資で利益を上げている人は、買った株が下落しても、買ったときよりも下の価格でストップ注文を入れています。
そうすることで、損が拡大することを常に防ぎならが利益をあげているのです。
今回のまとめ
・クラウドストライク(CRWD)には稼ぐちからがついてきた
・クラウドストライク(CRWD)はキャッシュ・リッチな企業
・現時点での買いのポイントは25日線と125ドルの水準