今日も朝から散歩、そして仕事開始というルーテインでした。
仕事を開始した直後に、いつも使っている情報端末にエラーが発生!
こんなかたちで「まさか!」の坂に遭遇(そうぐう)するとは!!🤣
どんな環境でも自分ができることをやるのが仕事なので、別の情報ソースを使って毎朝書いているレポートを何とか仕上げました。
さて、その情報端末も今は正常に動いています。
その端末で米国の株価指数先物をチェックすると、予想通り下落してます。
しかし、ジェイが想定していたほどの下落幅ではありません。
3月とは違い、政策相場への期待が下値での押し目買いにつながっていることを示唆する動きですね。
しかし、米国内の新型コロナウイルスの感染者数は26日、4万7,341人と一日の感染者数としては過去最高を更新しました。トータルでも260万人を突破する状況となっています(6月28日時点)。
この状況は米株高を調整する格好の材料です。
そして今週は、これ以外にも株高の調整材料があります。
その材料とは?
今日はこの点について考えてみます。
コロナショック以外のリスク要因にも注目!/ それらはブラジルレアルと豪ドルの売り要因
ブラジルもかなりヤバい状況に
もうひとつの懸念材料、それは...
新興国の感染状況
です。
特にブラジルの伸びはすさまじく、一気に130万人を突破してきました。
問題は、この状況に国のトップであるジャイル・ボルソナロ大統領が、効果的な対策を未だに打ってないことです。
経済を最優先するばかりか、元側近とその人物の家族との付き合いがある知人が汚職の疑惑で逮捕され、そっちの対応に追われたり...
こんな状況が続く限り、新興国では群を抜いて感染者数が今後も増加していくでしょう。
コロナショックで通貨レアルは再び
新型コロナウイルスの感染者数の増加を受け、ブラジルの通貨レアルは今月9日以降、対米ドルで下落の一途をたどっています。
新興国通貨の中でもダントツの下落率です。
この状況で米国の株式市場で下落幅が拡大すれば、5月14日に付けた最安値5.96レベルを視野にレアル売りが加速するでしょう。
そして、感染の拡大で気になる新興国がもうひとつあります。それが...
中国
です。
ロックダウン再び
主要国の中でいち早く都市の活動を封鎖する「ロックダウン」を解除した中国ですが、早くも「ロックダウン第2弾」を課す事態となっています。
その都市は、中国の首都北京から南西に約100キロ離れた河北省安新県です。
中国経済が回復基調にある中、他の都市でもロックダウンという事態に陥れば、市場の参加者は当然、将来の経済的な打撃を予測するでしょう。
この予測が今後強まれば、株安の圧力だけでなく、資源価格の下落圧力も高まるでしょう。
そうなると負の連鎖で、米株高の調整も深くなる可能性が出てきます。
米中の対立も米株高の材料となるか?
また、中国については...
米国との対立
もリスク要因です。
例えば、不正会計問題や不透明な情報開示を理由に、米証券取引委員会(SEC)は中国企業の上場廃止という強硬な手段を講じています。
また、中国政府が現在進めている「香港国家安全法」を受け、米上院本会議は25日、「香港自治法案」(Hong Kong Autonomy Act)を可決しました。
対する中国は、米国の農産物の一部を輸入することを停止するのではないか、といった報道が見られます。
中国との厳しい交渉で米国産の農産物の輸入拡大をうまくまとめたことは、トランプ米大統領の功績のひとつです。
中国サイドが本当に輸入停止の措置に踏み切れば、大統領選挙を控えるトランプ米大統領にとっては痛手となります。
もちろんトランプ米大統領の反発は必至であり、報復が報復を呼ぶ展開となる可能性もあります。
豪ドル相場は下落リスクに要注意
米中の対立は、外為市場での米ドル買い要因であると同時に、中国の経済と関係の深い国の通貨にとっては売り要因となります。
その代表格が...
豪ドル
です。
対米ドルのチャートを見ると、米株高の調整や米中の対立を意識し、6月に入ってからは0.68~0.70レベルで上値の重い状況が続いています。
米株に本格的なトレンドが発生していないことから、現在は売り買いが交錯しています。
しかし、今日のロンドン時間以降、米国の株価指数先物を中心に下落幅が拡大すれば、豪ドルは対米ドルで下落幅が拡大するとジェイは予想しています。
コロナショック、ブラジル政治の停滞そして米中の対立...
やはり今週は、米株高の調整と買いのチャンスを見極める1週間となりそうです。
まとめ
今回のまとめです。
- ブラジルは政治の停滞により、新型コロナウイルスの感染者数が増加の一途をたどっている
- ブラジルの通貨レアルは再び最安値を視野に下落幅が拡大中
- 中国での感染拡大にも要注意
- また、米中の対立も中国リスクとして要注意
- 中国リスクは豪ドル相場にとってネガティブ要因
以上です。