今日も暑いですね。
朝6時前に5分ほど散歩をすることが日課となっているジェイですが、今朝は早朝から暑かった...
そして株式市場も暑い...ではなくて熱い状況となっています。
このブログを執筆している時点で、日経平均株価は前日比で約800円の上昇。
ちなみに今日は22,582.21 円の前日比でプラス1,051.26(+4.88%)の急騰相場となりました。
一方、米国株式の先物も軒並み急上昇しています。
やはり政策への期待が続く限り株高の調整は...
絶好の買いチャンス!
ですね。
では目先、この政策相場は今後も続くのか?
今日はこの点を考えてみます。
やっぱり反落は新たな買いのチャンス!まだまだ続く「政策相場」!
米ドルの調達コストは「不安心理のバロメーター」
コロナショックが発生した今年の2月以降、投資家の不安心理を示す指標のひとつが...
米ドルの調達コスト
でした。
これについての詳しいことは、以下のコメントをご覧ください。
ここで簡単に振り返ると...
- 投資家の不安心理が高まると米ドル買い需要が高まる
- 投資家の心理が落ち着いた状況では米ドル買い需要は低下する
ということです。
要は、米ドルの調達コストは...
不安心理のバロメーター
なんです。
日本円を米ドルに交換する際の調達コストの推移を確認すると、3月の時とは違いラインチャートが横ばいで推移しています。
コロナショック第2波が意識されても、米ドルの需要が高まっていないことを示しています。
これは言い換えれば...
投資家の不安心理が高まっていない
ということです。
ひとつの指標だけでは、投資家の心理が安定しているかどうかわかりません。
次は、リスク相場に敏感に反応する「ハイイールド債」の価格で投資家の心理状態を確認してみましょう。
ハイイールド債の価格は「炭鉱のカナリア」
ハイイールド債とは、信用力の低い会社が発行する社債のことです。
詳しいことはこちらのコメントをご覧ください。
この時のコメントで採用した「iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF」の動向を確認してみましょう。
ちなみにこのETFは、ハイイールド債を取引する際の代表的な銘柄の一つです。
3月23日にパウエルFRB(以下FEDと表記)が無制限の金融緩和政策を決定して以降、急上昇しました。
上昇が一服すると、78ドルのレベルでサポートされる状況が続きました。
現在は85ドルがレジスタンスのポイントとして意識されていますが、サポートのポイントである78ドルの水準を維持する限り、投資家の心理は落ち着いていると判断できます。
そして、11月の米大統領選挙までは調整の反落を挟みながら、ハイイールド債の価格は堅調地合いを維持することが予想されます。
なぜか?
- FEDが幅広い社債を購入するスタンスを表明している
- 「メインストリーム融資制度」を通して中小企業の支援を強化してきた
からです。
米国の株式と同じく、社債の市場も...
Don’t fight the FED
FEDには逆らうな!
なのです。
政策期待がリスク要因をすべて飲み込む相場
冒頭の日米の株高、米ドルの調達コストの低下、そして低い格付けの社債の堅調地合い。
これらの状況が示しているのは...
政策期待がリスク要因をすべて飲み込む相場
という局面に世界の株式市場がある、ということです。
ということは、政策に対する期待が完全に崩れない限り、株安として意識されるリスク要因はすべて期待というブラックホールに飲み込まれてしまう、ということです。
では、この政策相場はいつまで続くのでしょうか?
それは誰にもわかりませんが、ジェイは11月の米大統領選挙までは続くと考えています。
この点については、以下のコメントで詳しく述べています。
政策期待が続く限り調整の反落は絶好の買場!
もちろん、コロナショック第2波の状況によっては、上昇トレンドから下落トレンドへ転換したのか?と警戒するような深い調整の局面があるでしょう。
しかし、忘れてはいけません。
政策相場はトランプ米政権とFEDが放棄するまで続くのです。
よって、調整が深ければ深いほど、それは...
安く株が買える
ということになります。
今回の反落でジェイは日本の株式を買いました。
セクタ-は旅行と空運です。
- 今後ビジネス目的を皮切りに国境を越えた人の行き来が復活すること(ジェイも来月に久々の出張が入りました)
- 旅行業界をサポートするための「Go to キャンペーン」という国策が本格化すること
が買いの理由です。
米国株式の方は、欲張り過ぎなのか指値があと1ドルというとことで成立しませんでした。
まぁ、一喜一憂しても仕方ありません。
上昇しようが下落しようが...
自分の投資ルールを貫く
ことが成功の近道と信じて投資ライフを送るだけです!
まとめ
今回のまとめです。
- 現在の株式市場は「政策相場」である
- 政策への期待がすべてのリスク要因を飲み込む状況となっている
- 政策相場は少なくとも今年11月の米大統領選挙まで続く可能性あり
- 調整の反落局面では自分の投資ルールに従って買いの水準を決めよう!
以上です。