今週の土日は雨っぷりで、何かやろうというモチベーションが中々上がりにくいですね。
それでもジェイは、毎朝5分でもいいので散歩をすることを習慣にしています。
しかも朝6時前に!
早朝の空気って不思議なんです。
昼や夜とは違って、吸えば吸うほど...
心が「無双感」
の状態になっていくのです。
まぁ、分析や予測の結果とは逆に相場が動く場合、その無双感も一気に消し飛んでしまいますが😅
さて、その相場ですが、idMで常に注目している米国株式は、今週も堅調地合いを維持すると予想しています。
なぜジェイは米国株式について強気のスタンスを維持しているのか?
その理由については、以下のコメントをご覧ください。
しかし、株高のトレンドに水を差す...
3つのリスク要因
が意識される場合は、再び株高を調整する売りの圧力が高まるでしょう。
米国株式の動きは、世界の株式の動向に大きな影響を与えます。
そして世界の株式の動向は、為替市場のトレンドを左右する展開となっています。
今回は、米国株式が為替市場に与える影響と今週の展望について考えてみたいと思います。
株式にらみの為替市場
今週の焦点は3つのリスク要因が意識されるかどうか
今回のポイント
「株高 ⇒ 米ドル高 / 株安 ⇒ 米ドル安」
市場としての機能を失っている米債市場
現在の為替市場は、株式にらみの展開となっています。
なぜか?
本来であれば為替市場に最も大きな影響を与える世界の債券市場が超金融緩和によって...
市場の機能を失っている
からです。
なぜ、債券市場は為替市場に大きな影響をあたえるのか?それは...
二つの国の金利差
が深く関係しています。
外国の資産を買う場合、その国の金利が高ければ資産価格の上昇に加えて、金利分の利益も確保することができます。
自分の国の金利と外国の金利の差を見る上で重要な市場が債券市場です。
世界の債券市場の規模は2018年時点で102.8兆ドルと推計されていますが、米国の債券市場(以下では米債市場と表記)は40%と、世界最大の市場です。
その世界最大の米債市場は、パウエルFRB(以下ではFEDと表記)が導入している超緩和政策によって、麻痺状態となっています。
実際に、多くの市場参加者がベンチマークとしている10年債利回りの動向を確認すると...
低すぎる水準で凪(なぎ)状態
であることがわかります。
金利と債券の価格は反比例の関係にあります。
よって、金利の水準が低すぎるということは...
債券の価格は高すぎる
ということです。
凪状態のうえに高止まりしている市場に参入しても、そう多くの利益は見込めません。
なので現在は、マネーが株式市場へ流れやすい環境にあるのです。
マネーが流れる市場は、他の市場への影響力も高まります。
だから、超緩和政策によって大量のマネーが流れ込んでいる株式市場は、為替市場のトレンドを左右するのです。
株高ならば米ドル安
株式市場、特に米国株式の動向が、今週の為替市場を左右するとジェイは考えています。
米国株式は為替市場のトレンドをどのように左右するのか?
まずは...
株高ならば米ドル安
というトレンドになりやすいと、ジェイは考えています。
そう考える理由は単純です。
FEDの超緩和政策
によって現在は株高と同時に、米ドル安の圧力も高まりやすい環境にあるからです。
言い換えれば、米ドルを買う要因がない限りは、FEDの超緩和政策が意識され続けることで、為替市場は米ドル安を軸としたトレンドが続くとジェイは考えています。
では、米ドルを買う要因とはなにか?それは...
・コロナショック第2波
・米国内の暴動の激化
・米中対立の再燃
と、ジェイは予想しています。
株安ならば米ドル高
上の3つの米ドル買い要因は、どれも投資家の不安心理をあおる要因です。
投資家の不安心理が高まると、当然、米国株式には売り圧力が高まります。
そして為替市場では、米ドル買いの需要が高まります。
先行きに不透明感が高まることで、最も流動性が高い米ドルを確保しようと、多くの投資家や企業が米ドル買いに走るからです。
この点については、以下のコメントをご参照ください。
つまり、3つの米ドル買い要因が意識される局面では...
株安ならば米ドル高
の展開が予想されます。
まとめ
今回のまとめです。
- 現在の為替市場は株式にらみの相場環境にある
- 為替市場に大きな影響を与える米国の債券市場は市場としての機能を失っている
- 多くの投資家は株式市場に投資する以外に選択肢がない
- 今週の米国株式は「3つのリスク要因」が意識されるかどうかが焦点になる
以上です。