コロナショック以降、世はまさに『クラウドサービス全盛の時代』となっています。
なので『クラウド』をベースにビジネスをしている企業の株価は、最高値をドンドン更新しています。
前回の記事で取り上げたアバララ(AVLR)もそのうちの一つです。
今年3月に58ドル前後まで下落していた株価も、今や157ドル台です。
ここ数ヶ月で2.7倍!も株価が上昇しています。
アバララ(AVLR)の株価ですが、もうしばらく上昇するとジェイは考えています。
そしてその過程では、必ず株高のトレンドを調整する『反落』の局面があるとも考えています。
では実際に下落する場合...
『どの水準まで反落するのか?』
『その水準は買いのポイントなのか?』
今回は、前回の記事で取り上げたアバララ(AVLR)を例に、買いのポイントをさがすコツについて考えてみます。
『株を買いたいんだけど、買うときにどうしてもためらってしまう...』という人のお悩みを解決するヒントになればうれしいです!
結論
この記事の対象となる人
・株を買う時にためらってしまう人
株を買うポイントをさがすコツって?
結論から言います。
『株を買うポイントをさがすコツ』
・過去に何度も株価の上昇を止めた水準をさがそう
投資を経験したことがない人や経験の浅い人は、まず上の基本を常に意識することをおすすめします。
『うーん...単純すぎない?』と思われた読者の方がいると思います。
そう、単純です。しかしこれがなかなか難しいんですよね。
なんでかって?
チャートをよく見る必要があるからです。
さっそく、前回の記事で紹介した米ハイテク企業のアバララ(AVLR)を例に、買いのポイントをさがしてみましょう。
アバララ(AVLR)を例にとると
本題に入るまえに、アバララ(AVLR)について詳しく知りたい方は、以下の関連記事をご覧ください。
アバララ(AVLR)の過去記事
『サポートポイント』をさがそう
まずは、アバララ(AVLR)の株価チャートをみてみましょう。
アバララ(AVLR)の株価チャート
注目して欲しいのは、今年の6月以降の動きです。
『120ドル』を下回ると、何度も買い戻しが入る展開となっています。
この状況は、6月の中旬から9月の中旬まで続きました。
①長い間、②同じ水準のレベルで、③何度も買いが入るという状況は...
という株式市場からのメッセージです。
このメッセージは、アバララ(AVLR)の株が『120ドル以下ならば安いよね!だったら買いだよね!』という投資家の意識の集まりと言えます。
なので、株を買う時にいつもためらってしまう人は、まず投資家の意識が集まっているポイントを見つけてください。
アバララ(AVLR)の例でいえば『120ドル』がそれです。
そして、投資家の意識が集まって何度も株価の下落を止めたポイントのことを...
といいます。
投資の初心者の方は、まず『サポートポイント』をみつけてください。
もし投資を考えている銘柄でサポートポイントが見つからないときは、株を買わずに様子を見たほうが良いとジェイは思います。
『レジスタンスポイント』をさがそう
もう一度、アバララ(AVLR)のチャートをみてみましょう。
次に注目して欲しいのは『140ドル』の水準です。
今年の6月中旬から9月の上旬にかけて、『140ドル』を上回るたびに、何度も株価が売られ上値が重くなっています。
この売りは...
という株式市場からのメッセージです。
このメッセージは、アバララ(AVLR)の株価が『140ドル以上だと高いよね!だったら売りだよね!』という投資家の意識の集まりと言えます。
そして投資家の意識が集まって何度も株価の上昇を止めたポイントのことを...
といいます。
この『レジスタンスポイント』には...
という特徴があります。
もう一度チャートをよーく見てみましょう。
9月の上旬にアバララ(AVLR)の株価は『140ドル』の水準で反落しました。
しかし、今月の7日と8日は一転して『140ドル』がアバララ(AVLR)の株価をサポートしています。
上のチャートは、これからは140ドルがレジスタンスポイントからサポートポイントへ転換するかも?!という株式市場からのメッセージなのです。
ここまで述べてきたことは、ただチャートをながめているだけではわかりません。
特に最後の『レジスタンスポイント ⇒ サポートポイント』の可能性を見つけるためには、チャートをよーく見る必要があります。
簡単なように見えますよね?
しかし、チャートをよく見ることはやってみると結構ツライ作業なんです。
ツライのでそれをおろそかにして、いつまで経っても買いのポイントを見つけることができずに、取引チャンスを逃してしまう投資家がいるのです。
ここまでのまとめ
ここまでは、アバララ(AVLR)のチャートを例にして、価格チャートから『サポートポイント』と『レジスタンスポイント』を見つけることで、どの水準が買いポイントの候補になるのか?をみてきました。
そして、目先のアバララ(AVLR)の買いポイントの候補が『120ドル』と『140ドル』であることがわかりました。
しかし、これだけでは十分ではありません。
株価が買いポイントまで下落しなければ、買うことができないからです。
よって、次にすべきは『株価が下落するのかどうか?をさぐる』ことです。
どうやってこれを予測すれば良いでしょうか?
正直いって、ジェイはこの点でいつも苦労しています。ジェイだけではなく、他の投資家も苦労します。
なぜなら、人間に未来を完全に予測することはできないからです。
しかし、下落する可能性をさぐることはできます。
どうやって?
下落の可能性をさぐるコツ
結論から言います。
下落の可能性をさぐるコツ
・複数のテクニカル分析を組み合わせよう
株式の投資に『テクニカル分析』はさけて通れません。
しかし、『テクニカル分析』にはいろんな種類があり奥が深いです。
そこで次回もアバララ(AVLR)を例にしながら、今度は『テクニカル分析の基本』についてお話します。
今回と次回の記事を合わせて読めば、株を買うときにためらうことが少なくなると思います。
今回のまとめ
・レジスタンスポイントを見つけよう
・レジスタンスポイント ⇒ サポートポイントとなることがある
・アバララの買いポイントは『120ドル』と『140ドル』