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企業の稼ぐ力をみる指標「キャッシュ・フロー」に注目しよう

今日は久しぶり晴れましたね。

しかし暑い!

台風一過のような天気と暑さで、朝ランを30分で切り上げてしまいました。

ペットボトル600mlの水を飲んでもあっという間に汗で流れて、たった30分のランだったのにフラフラ...


実は水分の補給と汗の関係は...

企業のお金の流れ

と似ているところがあります。

企業もお金を得ては出す、という事を繰り返してビジネスをしているからです。


このお金の出入りを記した計算書があるんですが、これを...

キャッシュ・フロー計算書

といいます。


このキャッシュ・フロー計算書(以下ではキャッシュ・フローと表記)は、ジェイが株式の投資をする際に...

最も重要する指標

です。


今日はこの点についてお話します。

企業の稼ぐ力をみる指標「キャッシュ・フロー」に注目しよう

そもそもキャッシュ・フローって?

キャッシュ・フローとは、簡単に言えば...

る期間に企業が稼いで得たお金(キャッシュ・インフロー)と、設備投資などで出ていったお金(キャッシュ・アウトフロー)の流れを表した計算書

ということです。


これを専門的に言うと「企業の一会計期間における現金及び現金同等物(3か月以内の定期預金や譲渡性預金)の増減を表した計算書」...

ということですが、堅い表現ですよね~😅


まぁ「企業のお金の流れ=フローを計算してそれをひとつの指標としましょうよ」ということです。


このキャッシュ・フローには

3つの柱

があります。


キャッシュ・フロー3つの柱

  • 営業キャッシュ・フロー
  • 投資キャッシュ・フロー
  • 財務キャッシュ・フロー

の3つです。


そして、キャッシュ・フローの中で一番注目されるのが...

フリーキャッシュ・フロー

という企業の稼ぐ力をみる指標です。

フリーキャッシュ・フローの計算

フリーキャッシュ・フローは上の3つの柱のうち、営業キャッシュ・フローと投資キャッシュ・フローを用いて計算することができます。

±営業キャッシュ・フロー
±投資キャッシュ・フロー

=フリーキャッシュ・フロー

ここからは、ひとつひとつ具体的にみていきましょう。

営業キャッシュ・フローって?

まず、営業キャッシュ・フローとは...

企業が稼いで得たお金

のことです。


具体的には以下の項目に分かれます。

【営業キャッシュ・フロー】

  • 税引前当期純利益
  • 減価償却費
  • 投資有価証券売却損益
  • 固定資産売却損益
  • 売上債権の増加額
  • 棚卸資産の減少額
  • 仕入債務の増加額
  • 法人税等の支払額

多いですね...

まぁ、覚えておくに越したことはありませんが、最初のうちはお金を稼ぐ力があれば...

営業キャッシュ・フローはプラスになる

と覚えておいてください。


投資キャッシュ・フローって?

次に投資キャッシュ・フローについて見ていきましょう。


投資キャッシュ・フローとは...

企業がビジネスを拡大させるために投資したお金

のことです。


具体的には以下の項目に分かれます。

【投資キャッシュ・フロー】

  • 固定資産の売却による収入
  • 固定資産の取得による支出
  • 有価証券の売却による収入
  • 有価証券の取得による支出

細かく言えば、定期預金の増減なんかも投資キャッシュ・フローの一部ですが、今は置いときましょう。


上の項目をもっと分かりやすく書くと以下のよういなります。

投資キャッシュ・フロー
企業が投資を拡大するマイナス幅が大きくなる
企業が投資を縮小するマイナス幅が小さくなる / プラスになる

ということです。


投資キャッシュ・フローを理解するコツは...

マイナスの意味を考える

とうことです。


マイナスというと、文字通りマイナスと捉えがちです。


しかし、投資キャッシュ・フローでこの考え方は危険です。なぜなら...

企業は投資をしないとビジネスを成長させることができない

からです。


投資キャッシュ・フローが常にプラスの企業は、ビジネスを発展させる適切な投資をしていない可能性があります。


しかし、投資キャッシュ・フローがマイナス過ぎるケースも、ビジネスを発展される適切な投資をしていない可能性があります。


ではどの程度のマイナスならばよいのか?それは..

フリーキャッシュ・フローがプラスになる状態を維持するマイナス幅

です。


言い換えれば、営業キャッシュ・フローと投資キャッシュ・フローの差額がプラスになる状況を維持する企業は...

適切に投資をしている企業

であると判断できます。


適切な投資の額を見極めることができる、ということは、自社の強みと弱みを把握しているだけでなく、

時代の流れを読む力

も必要となります。


この力は、優秀な経営者でなければ持ち合わせていない資質です。


いわば、営業キャッシュ・フローと投資キャッシュ・フローのバランスは...

その企業の経営や経営者の力量がひとめでわかる指標

と言えます。


しかし、このバランスをもっと詳しく見極めるためには、最後の柱である財務キャッシュ・フローを考える必要があります。


最後に財務キャッシュ・フローについて見ていきましょう。

財務キャッシュ・フローって?

財務キャッシュ・フローは以下の項目に分かれます。

【財務キャッシュ・フロー】

  • 短期の借入金の増加額
  • 短期の借入金の減少額
  • 長期の借入金の増加額
  • 長期の借入金の返済額
  • 投資家への配当金の支払額
  • 自社株買いによる支出

最初の4つを見ればわかるとおり...

企業がどの程度金融機関から資金の調達をしたのか?

投資家にどの程度利益を還元しているのか?

ということを示すのが財務キャッシュ・フローです。


財務キャッシュ・フローの見方は簡単です。

財務キャッシュ・フローがプラス財務キャッシュ・フローがマイナス
借入金を増やす借入金を減らす
配当金の支払いを減らす※配当金の支払いを増やす
自社株買いをしない※自社株買いをする

※で示した部分は、財務キャッシュ・フローがプラスになるというよりは、マイナスの影響が無いか少ない、という意味です。


財務キャッシュ・フローでもっとも重要なのは...

身の丈にあった借入金かどうか?

この点にあります。


借入金は企業のビジネスを発展に必要な借金です。

しかし身の丈に合わない借金は、過度なレバレッジをかけた投機と同じ行為です。

投機はうまくいけばハイリターンな取引です。

しかし、一度失敗すれば、二度と市場には戻ってこれなくなるハイリスクな取引でもあります。

企業の経営はリスクとリターンを見極めることが重要となります。

身の丈にあった借金をしているかどうか?ということは、その企が...

身の丈にあった経営をしているかどうか?

を測る指標なのです。


キャッシュ・フローで一番重要なこと

以上簡単にキャッシュ・フローについてみてきました。

最も重要なことは...

フリーキャッシュ・フローが常にプラスかどうかを確認する

ことにあります。


もう一度、フリーキャッシュ・フローの計算式を見てみましょう。

±営業キャッシュ・フロー
±投資キャッシュ・フロー

=フリーキャッシュ・フロー

簡単に言えば、投資キャッシュ・フローがいくらマイナスでも(かつ借入金が多くても)、稼ぎを示す営業キャッシュ・フローがマイナス幅を上回っていれば...

その企業は適切な投資を行っている

ことを示しているのです。


逆にフリーキャッシュ・フローがマイナスの企業は、自社の強みや弱み、さらには時代の流れを読む力が不足し...

過剰な投資

というワナに陥っている可能性が高いと判断できます。


次回は、ジェイが実際に投資をしている米国企業のフリーキャッシュ・フローをみて、さらに知識を深めていきましょう!

まとめ

今回のまとめです。

  • 企業の稼ぐ力を示すキャッシュ・フローを見よう
  • キャッシュ・フローは3つの柱で構成されている
  • フリーキャッシュ・フローが常にプラスかどうかを確認しよう

以上です。

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