このブログは、投資経験のない方や経験の浅い方を対象にマーケット情報を発信する目的で立ちげました。
そのような方々に当サイト運営者のジェイがお勧めしているのが、米国株投資です。
その理由のひとつに、これまで配当の魅力についてコメントしてきました。
しかし、米国株投資をおすすめする理由はこれだけではありません。
日米欧の株式パフォーマンスを比べると、米国株式の成長が突出しているのです。
論より証拠。実際にこの点をビジュアルで確認すると...
日米欧の株価指数パフォーマンス
4月28日時点で、青いラインの米国株式(S&P500指数)のパフォーマンスの良さが突出しています。
数値を確認すると、トランプ米政権が誕生した2017年以降、126.10ポイントという良好なパフォーマンスをたたき出しています。これは率に換算すると、26%以上上昇していることになります。
一方、欧州株式の総合的な指標であるSTOXX600(欧州の主要企業600社で構成された株価指数)は93.38ととなっています。これを率に換算するとマイナス6.62%となります。トランプ米政権が誕生して以降、欧州株は米国株式に中々追随できない状況が続いていることがわかります。この要因はトランプ米政権の大規模な財政政策(減税政策)とそれに伴う米国経済の拡大が主因と考えられます。この点については別のコメントで解説します。
最後に日本の株式パフォーマンスを確認してみましょう。多くの投資家が必ず確認する指標が、東証株価指数(通称TOPIX)です。そのパフォーマンスを確認すると93.22と、率に換算するとマイナス6.78%となります。2017年から2018年にかけての日本株式は欧州株式以上のパフォーマンスでした。しかし、2019年以降は伸びが抑制されています。根本的に日本国内の構造改革の遅れが影響しているとジェイは考えています。
今回はザックリと日米欧株式のパフォーマンスを比べてみました。
次に世界の株式パフォーマンスと比べ、米国株式が世界の株高のけん引役となっている事実について分析していきます。
世界の株式パフォーマンス
米国株式のパフォーマンスが以下に突出しているか。
今回は世界の株式パフォーマンスと比べてみます。
上の分析よりも公平さを重視し、今回は以下のルールを決めました。
今回のルール
・評価する通貨は米ドルで統一
・MSCIという金融業界で有名な指標を採用
・前回と同じく期間は2017年以降(トランプ米政権が誕生して以降)
・2020年4月28日時点のパフォーマンス
さっそくビジュアルチャートで確認すると...
グレーのラインが世界の株式パフォーマンスです。数値で確認すると115.42です。これは、過去3年4か月で世界全体の株式市場が15.42%上昇したことを意味します。
上のチャートで一番重要なことは、世界の株式パフォーマンスを唯一上回っているのが米国株式のみという事実です。特に2019年以降(縦の赤いライン以降)、米株(緑のライン)の上昇幅拡大しています。そして2020年4月28日時点で128.37と高パフォーマンスをたたき出しています。簡単に言うと、トランプ米政権が誕生して以降、米国株式は28%以上上昇していることになります。世界とのパフォーマンス格差は13%以上です。
一方、日欧の株式市場はほぼ一緒の動きをしています。今回は米ドルの価格を基準として採用しているため、日本円とユーロの価値の差は考慮されていません。つまり、為替レートの影響を取り除いたパフォーマンスでも日欧の株式は米国株に追随できない状況が続いていることがわかります。
どこで勝負をするのか?
どの国、どの市場、どの銘柄で勝負をすべきか?
これについてはひとそれぞれ考え方がことなります。
ブログ運営者のジェイは、今後も成長が見込める国、そして市場の透明性が確保された市場で投資をすることが重要と考えています。
米国は現在も人口増加が続く国です。そして世界的な大学や研究所が主役している国でもあります。そこで働く多くの人材が米国経済の原動力となり続けることを考えるならば、米国株投資は多くの投資家(志望者)にとって選択肢に入れておいた方が良いと考えています。