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【米国大統領選挙】選挙後の短期的な展望について

ー この記事は3分で読めますー

『今回はバイデン勝利で民主党がホワイトハウスを奪還するだろうね』
『いやトランプ大統領の追い上げはスゴイ。4年前の再現があるかもよ』

11月3日の米国大統領選挙まであと『4日』となりました。

ジェイの周りでも、米国の大統領選挙を話題にする人が増えています。

確かに大統領選挙は大事です。

しかし、今月26日の記事でも書いたように、誰が次の大統領になっても、短期的に米株高のトレンドは続く、とジェイは考えています。





むしろ今回の選挙では、次の大統領が誰になるか?よりも...

米上院議会の改選選挙

の方が大事だと考えます。

なぜか?

今回はその理由についてお話します。


結論

上院の過半数を共和党が占めるならば民主党の政策は議会をとおらない。これは株高の要因。
一方、米国の議会が『ブルーウェーブ』となっても株高となる可能性がある。
 

この記事の対象となる人

・米株に投資をしている人
・米株への投資を考えている人


上院の改選選挙の方が大事だよ

今回の選挙では、大統領選挙よりも上院の改選選挙の方が重要だとジェイは考えています。

なぜか?

それは...

米議会で法案がとおるためには、連邦の上院と下院の両方で承認される必要がある

からです。


現在の米国議会は上院の過半数が共和党下院の過半数が民主党という『ねじれ』の状況となっています。

つまり、バイデン候補が次の大統領になっても、彼が主張する増税案が実際に施行されるためには...

上院の議会選挙で民主党が過半数を占めることが条件

となります。

もし『ねじれ』が解消しない場合は、バイデン候補と民主党の政策は議会をとおることができません。

よって、株安の要因である増税案がとおることもありません。

これは米株にとってポジティブな要因となるでしょう。


ブルーウェーブは米株安要因か?

blue wave of the US Democratic Party
民主党の公式カラーは『ブルー』

『ブルーウェーブ』とは

みなさん、『ブルーウェーブ』という言葉をご存知ですか?

ブルーウェーブとは米国の大統領選挙と上院の改選選挙の結果...

①米大統領に『民主党』候補者が就任する
②米上院で『民主党』が過半数をとる
③米下院で『民主党』が過半数をとる

状況のことを言います。

要は『民主党支配』のことですね。

すでに米下院は民主党が過半数を示しています。

そして今回の選挙で、バイデン候補が次期大統領になり、かつ上院も民主党が過半数を占める『ブルーウェーブとなる可能性が高い』と、一部の調査会社は指摘しています。


『上院でも民主党が過半数をとると増税案が議会を通るじゃないか!米株は下落するのか?』

こんな疑問を抱く読者の方がいると思います。

ブルーウェーブ『株安要因』だと、ジェイは考えています。

2017年からコロナショックが発生する今年2月までの株高トレンドは『トランプ減税』によって発生しました。

バイデン候補はその逆をやるというのです。

バイデン候補の増税案

・法人税:21%→28%へ増税
・個人所得税:37.0%→39.6%へ増税
・キャピタルゲイン課税:富裕層を中心に強化

実際、上の増税案がすべて実施されるならば企業の収益は減ります。

生活者の消費額は減ります。

そして投資家(主に富裕層)の取り分も減るでしょう。

当然、米株にとってはネガティブな要因です。


ブルーウェーブでも株高となる可能性は?

では、ブルーウェーブで株高となる可能性はあるのでしょうか?ジェイは...

コロナショックの状況次第

ブルーウェーブでの株高の可能性はあると考えています。

なぜか?

コロナショックが再び米国の経済を襲えば、バイデン候補と民主党は米国民からの非難を恐れ、増税を先送りする可能性が高いからです。

また、冬にかけて再びコロナショックが米国の経済を襲うことが確実なことから、バイデン候補と民主党は追加の景気対策を早々に打ち出してくるでしょう。

その額はなんと『2.2兆ドル』

これは、トランプ米政権が主張する1.8兆ドルや共和党が主張する5,000億ドルを超える規模です。

増税が実施されても、大規模な景気対策が実行されるならば、増税のネガティブなインパクトを吸収し、短期的に米株高をサポートする可能性があるとジェイは考えています。


さらに4年間で『約2兆ドル』という巨額のインフラ投資により景気が回復することで、増税のネガティブショックを吸収するというシナリオも考えられます。

後者の方まで実施されるならば、さすがに財政赤字のリスクが意識されるデメリットがある点には要注意ですが。


増税は株安要因ではない?

1945年から1968年にかけて米国の法人税率は40.0%から52.8%へ引き上げられました。

この間の米株のトレンドを確認すると、1965年まで米株は株高トレンドにありました。

実際にチャートをみてみましょう。

ダウ平均のチャート

ダウ平均のチャート(1915年以降)/ Source: Macrotrends Dow Jones - DJIA - 100 Year Historical Chart

1945年から1965年にかけて、緑の矢印が示すとおりダウ平均は株高トレンドとなっています。

グレーのゾーンは景気が後退した期間を表しています。

1945年から1965年にかけて、5回ほど景気が後退する局面がありました。

これらの局面でダウ平均は反落しています。

しかし下落幅は限定的でした。

増税の局面にあっても米株がいかに強いトレンドにあったかがわかります


過去のトレンドが、未来の株高を保証するわけではありません。

しかし、上述したコロナショックによる増税の見送りの可能性、そして大規模な景気対策やインフラ投資への期待も合わせて考えるならば、短期的に米株は株高のトレンドを維持するとジェイは考えています。


ジェイの戦略は『押し目買い』

では米株はどのタイミングで買えば良いのでしょうか?

それは現在のような下落の局面で買いを仕掛けるのがベターな戦略だとジェイは考えています。

下値で株を買うことを...

押し目買い

といいます。

例えば、直近の高値から10%以上下落している株式などは、『押し目買い』を入れる絶好のチャンスだと、ジェイは考えています。


ジェイ クラウドストライクを買う

実際にジェイは昨日(10月30日)、このブログで紹介したサイバー・セキュリティ企業の『クラウドストライク(CRWD)』125ドル『押し目買い』しました。





クラウドストライク(CRWD)の株価は、今月14日に高値153.90ドルまで上昇しました。

しかし、今月30日に安値120.45ドルまで下落し、終値123.84ドルで引けました。

高安の下落率は実に『21.7%』

短期的に米株が株高トレンドを維持することを軸に考えるならば、クラウドストライク(CRWD)を押し目買いしたことは、ジェイにとって満足のいくトレードでした。


今回の記事とジェイが実際に取った取引戦略が、みなさんの投資アイデアに役立つこを願っています!

今回のまとめ

政策が米議会をとおるかどうか?という観点で考えると、今回の米大統領選挙では『上院の改選』の方が重要。

また、『ブルーウェーブ』となっても短期的に米株は株高のトレンドを維持する可能性がある。そう考える理由は、①増税が見送られる可能性、②政策への期待、③増税の局面で米株が上昇した過去にある。

株高トレンドの維持を軸に考えているジェイは『押し目買い』の戦略でクラウドストライク(CRWD)を125ドルで買った。


注記事項
ジェイの米国株投資ブログ(以下当サイト)に掲載されている記事は、投資の助言を目的としたものではありません。当サイトに掲載されたコンテンツの正確性については、可能な限り注意を払っています。しかし、意図せず誤情報が紛れ込む可能性や情報そのものが古くなっている可能性があり、その正確性を完全に保証するものではありません。当サイトのコンテンツを参考に投資を行い、その後発生したいかなる結果についても、当サイト並びにブログ運営者は一切責任を負いません。すべての投資行動は『自己責任の原則』のもとで行ってください。

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