Pythonコード集

米国株投資のリスクと対処方法

投資には様々なリスクが常につきまといます。プラステック企業の紹介に入る前に、米国株投資のリスクについて考えてみましょう。さらにその対処方法についてもみていきます。

米国株投資のリスク:価格変動のリスク

まずは価格が変動するリスクです。簡単に言えば買った株価よりも下落することで損失を被るリスクのことです。これは米国株投資に限らず、すべての投資に当てはまることです。

対処方法

投資家はこのリスクにどのように対処すべきか?
それは保有する株価の損失を確定する水準をあらかじめ決めておくことです。例えば...

あなたはたった今、ザ コカコーラ カンパニー(KO)の株式を45米ドルで買いました。同社の株価は40米ドルで底堅い動きが続いています。40米ドルはいわゆる「サポートポイント」です。しかし、この水準を下抜けると下落の幅が拡大するリスクが高まる可能性があります。だったら、40米ドルでひとまず損失を限定するための注文をあらかじめ出しておこう。

損失を限定する注文方法を「逆指値」と言います。なぜ「逆」という言葉が付くのか?
みなさん、何か手持ちのものを売る時どんなことを考えますか?そう、できるだけ高く売りたいを考えるはずです。

しかし、上の具体例ではザ コカコーラ カンパニー(KO)の株式を買ったときの株価45米ドルよりも下の水準40米ドルで売ろうという注文です。本来であればあなたは45米ドルよりも上の水準で売りたいはずです。しかし、40米ドルで売る注文を出すということは本来の売りとは「逆」になるわけです。買った価格よりも安く売るわけですから。
だから「逆指値」と言います。
また、逆指値は損失を限定する注目として使われることが多いため「ストップ注文」とも言われます。

米国株投資のリスク:値幅制限なしのリスク

日本株に投資をする場合、必ず1日のうちで取引ができる値幅が設定されています。ストップ高やストップ安、という言葉を聞いたことはないでしょうか?あれです。つまり、日本株の取引は1日の変動幅が各銘柄によって設定されています。このため、買った株が急落しても、その日設定されたストップ安までが最大損失となります。

一方、米国株投資ではストップ高、ストップ安といった値幅制限はありません。よって、損失が拡大するリスクがあります。

対処方法

このリスクに対処する方法は?
それは上の「価格変動のリスク」の対処方法と同じです。自分で損失を限定する水準をあらかじめ決めておくのです。こうすることで○○ショックが発生しても、損失が拡大リスクを限定することができます。

米国株投資のリスク:為替のリスク

最後は為替のリスクです。
米国株投資は当然米ドルがベースとなります。ということは手持ちの日本円を米ドルに交換する必要があります。交換した米ドルで投資をするわけです。投資をした後にドル円レートが円高に振れる場合、米ドルの価値が日本円に対して減価するため、為替の面で損失を被ってしまいます。これが為替のリスクです。

対処方法

為替のリスクに対処するにはどうしたらよいでしょうか?
それは「時間を味方につける」ことです。
具体的には、手持ちの円資金を一気に米ドルへ交換するのではなく、3か月ごともしくは6か月ごとというかたちで徐々に米ドル資金を保有し、投資することです。
為替レートは常に変動します。その動きを予測することは困難です。しかし、中長期的には上下動を繰り返します。要は変動幅がならされるのです。このならしを味方につけることが「時間を味方につける」ということです。

しかし、idMの管理人ジェイは110円以下の円高局面では米ドルへの転換を常に意識しています。長期間のレートを確認すると、110円以下の水準は「円高」と言えるからです。価値の高い日本円で米ドルをより安く買える-こう思った時は手持ちの円資金多めに米ドルへ転換するのもひとつの手です。しかし、ある程度のキャッシュは常に保有してくことは言うまでもありません。

-Pythonコード集