Pythonコード集

【米国株のチャート分析】今後も上昇が期待できる3つのグロース銘柄:ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)

目安:この記事は3分で読めます。

 

今回は、グロース銘柄のチャート分析シリーズ第2弾です。

前回の記事では、クラウドストライク(CRWD)についてとり上げました。

ジェイがピックアップする2つ目の銘柄はこちらです。

銘柄

ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)

今回も実際にジェイが投資をしている銘柄となります。

 

今回のテーマ

グロース銘柄のチャート分析第2弾 ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)


▼ テクニカル分析のおすすめ本▼

テクニカル分析を学ぶための『3冊』


この記事の対象となる人

こんな人におすすめ

  • 米国のグロース株に投資を考えている人
  • チャートの分析を実践で学びたい人

この記事でわかること

わかること

  • 見るべきチャートのポイント
  • テクニカル分析の基本
  • テクニカル分析を学ぶための良書

今回のグロース銘柄:ズームインフォ・テクノロジーズ

 

ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)

ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)ってどんな会社?

どんなビジネスをやっているの?

企業の営業活動をクラウドサービスで効率化するサービスを提供しています


ビジネスの特徴は?

効率的に営業の活動を自動化することを「Sales Force Automation-SFA」といいます。
ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)は、4つの手法を用いて同社のサービスを利用する顧客に各クライアントの営業活動に必要な情報を提供しています。

  • コミュニティ・エディション
  • 280万以上のサイトからの公開情報
  • データトレーニング・ラボ
  • 一般の情報

・コミュニティ・エディション。ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)のサービスを利用しているビジネスパーソン同士で、通常のビジネス活動で得られる情報を共有するサービスです。すでに20万人以上の利用者がおり、情報量は1日1億件近くにのぼります。

・280万以上のサイトからの公開情報。ネットから得られる企業のニュース、人事、はたまた決算の内容といったビジネス情報をAI(人工知能)を使い280万以上のサイトをスキャンします。その中から、信頼できる情報だけをピックアップしクライアントに提供します。

・データトレーニング・ラボ。コミュニティ・エディションと280万以上のサイトから得る情報を300人のリサーチャーがチェックし、正確性と信頼性のある情報のみを提供するズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)独自のサービスです。

上3つのサービスに加えて、一般に公開されているあらゆる情報も精査しながら、信頼性の高い情報を常にアップデートし、顧客の分析を行い、かつ顧客のスコア化もするというのがズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)の面白いところです。


競合他社は?

・セールスフォース(CRM)
・マイクロソフト(MSFT)

マイクロソフト(MSFT)は『Microsoft Dynamics 365』というクラウドサービスでクライアントの営業やマーケティングを効率的にするサービスを提供しています。


ちなみに

コロナパンデミックで爆発的に知名度が広がったズームビデオコミュニケーションズ(ZM)とズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)は何の関係もありません!

 

決算をクリアし続けている優良銘柄

ジェイがズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)に投資をしている最大の理由は-

四半期の決算を順調にクリアし続けているから

やはりここにあります。

ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)が公開しているIR情報から、ざっと収益の動向をみてみましょう。

売上高の推移(GAAP)

Source: zoominfo

 

営業利益と利益率の推移

Source: zoominfo

まぁ、ひとつ気になる点があるとすれば、それは営業利益率が低下基調にあることです。

これを克服するためには、より徹底したコスト管理が求められます。

 

最後に、ジェイが重視しているアンレバードフリーキャッシュフローですが、右肩上がりです。

アンレバードフリーキャッシュフローの推移

Source: zoominfo

利益の推移をみるとグロース企業では珍しく、しっかりと利益を出しながら成長しているー それがズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)という企業だとジェイは考えています。

 

足早ですが、ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)の基本的な情報を見てきました。

次は本題のチャート分析です、

さっそくチャートを見てみましょう!

ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)の分析

ズームインフォ(ZI)のチャート

Source: TradingView

今回使ったテクニカル指標は以下です。

テクニカル指標

  • 線形回帰
  • 20日EMA(指数平滑移動平均線)
  • 50日EMA(指数平滑移動平均線)
  • トレンドライン
  • 出来高

 

見るべき5つのポイント

▶線形回帰が下落から緩やかな上昇トレンドへ

まずは、上場来からのトレンドを線形回帰で確認すると、上場後は下落トレンドが続いていました。

しかし、昨年の9月あたりからそのトレンドが緩やかな上昇トレンドへ転じていることがわかります。

 

▶40ドル以下では根強い買い戻し

上昇トレンドにある中、昨年の10月から今年の5月まで何度か調整の反落局面がありました。

しかし、いずれも40ドルを割り込む水準では根強い買い戻しが入っていることがわかります。

これまでの実績(決算クリア)により、多くの投資家の信頼を徐々に得ている動きですとジェイは考えています。

しかし、上場来の高値(64.40ドル)を未だ更新できない状況にあります。上昇トレンドを維持するためには、今後も四半期決算を着実にクリアし続けることが求められるでしょう。

 

▶ゴールデンクロスとレジスタンスラインの突破

先月の下旬、20日EMAが50日EMAを上抜けるゴールデンクロスが発生しています。

EMAの傾きは急で、一気に短期レジスタンスラインをも突破しています。

これらの動きは、トレンドの堅調さを示しています。

 

▶調整の反落局面では20日線で反発

株価の上昇が続くと、調整の反落局面が必ず発生します。

ズームインフォ(ZI)の株価は、6月28日以降その局面にあります。

しかし、この記事をアップした時点では20日線で見事に反転しています。

この動きもトレンドの堅調さを示しています。

 

▶少ない売りの出来高

最後に注目すべきは『出来高』です。

ズームインフォ(ZI)のチャート

Source: TradingView

 

出来高とは?

1日や1週間など、ある一定の期間で売買が成立した株数のこと

反落局面での売りの出来高(赤いバー)を見ると、上昇の時の買い出来高(緑のバー)と比べて少ないことがわかります。

この状況は、一部の投資家が利益を確定したり、買いのポジションを減らして次の買い場や別の銘柄に資金をシフトした動きと考えられます。

「ズームインフォ(ZI)に対するネガティブな思惑が働いての売りではない」、という点は今後のトレンドを予測する上でとても重要なことです。

 

次の上値ターゲットは?

では、今後の上値ターゲットの候補はどのレベルになるのか?

あらためてチャートを見てみましょう。

ズームインフォ(ZI)のチャート

Source: TradingView

現時点でジェイが考える候補は、以下の3つです。

注目の上値ターゲット

  • 54ドル
  • 60ドル
  • 64.40ドル(上場来高値)

目先は、とにもかくにも54ドルの突破でしょう。この水準では、4月と6月に上昇が止められました。

上値が重い分だけ、突破する場合はさらなる上昇のシグナルになり得ます。

 

また、54ドルを突破する場合はー

ポイント

レジスタンスのポイントからサポートのポイントへ転換するかどうか?

この点も重要な焦点になるでしょう。

株価が54ドルでサポートされる場合は、60ドルそして64.40ドルを視野に上昇幅が拡大する可能性が出てきます。

そのきっかけとして注目すべきイベントは、やはり8月16日に予定されている決算になるとジェイはにらんでいます。

 

テクニカル分析を学ぶ良書

テクニカル分析は奥の深い分野です。

なので、テクニカル分析に関する良書を一冊だけでも読むことをおすすめします。

そして、本から得た知識を繰り返し実践で使ってみてください。

ジェイがおすすめするテクニカル分析の本は以下でご紹介します。

それぞれ特徴がありますので、『これは自分に合うな』と思った本を手元に置いておくと良いでしょう。

おすすめ本

最初にご紹介する本は、ジェイも読み込んだ一冊です。ちなみにジェイの同僚の何人かも、この本でテクニカル分析を学んでいました。

正直に言いますと、これ一冊あればテクニカル分析の本は十分です(ジェイの感想)。

※リンクが表示されない人はアドブロックを無効にしてください

先物市場のテクニカル分析

この本の特徴

・たった一冊で色んなテクニカル指標の解説がつまっている

こんな人におすすめ

・色んなテクニカル指標を一冊の本だけで学んでみたい

読むコツ

・初めから順に読む必要なし

このブログでとり上げたテクニカル指標やあなたが興味を持ったテクニカル指標のページのみを読めばOK

 

次の一冊は、オシレーター系の指標を学ぶための良書です。

単に『売られ過ぎ』『買われ過ぎ』という見方以外にも、オシレーター系指標には色々な使い方があることを学べる『目から鱗』の一冊です。

※リンクが表示されない人はアドブロックを無効にしてください

ワイルダーのテクニカル分析入門 ——オシレーターの売買シグナルによるトレード実践法

この本の特徴

・オシレーター系指標の効果的な使い方が満載

こんな人におすすめ

・オシレーター系指標を深く学んでみたい人

読むコツ

・オシレーター系指標が持つそれぞれの特徴に注目して読み進めると理解しやすい

・市場にトレンドがある時とない時でどんなオシレーター系指標を使うのか?この点に注目すると理解が深まる

 

最後に紹介する本は、投資をすること自体が初めてという人向けの本です。

そういう方には、図柄や漫画を多く用いた読みやすい本をいつも進めています。

上で紹介したような本は、心理的なハードルが高いからです。

※リンクが表示されない人はアドブロックを無効にしてください

7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本

この本の特徴

・シンプルなチャート画像で基本的かつ重要なポイントにフォーカスしている

・会話形式で読み進めるため頭に入りやすい

こんな人におすすめ

・投資の初心者

・これからテクニカル分析に挑戦してみたい人

読むコツ

・最初から順を追って読む

・重要なところは太文字やカラーで強調されている。これらの箇所を覚える意識で読む

なお、この本はテクニカル分析の基本であるローソク足の見方を中心に書かれています。

ローソク足は、テクニカル分析の基本の『き』です。

これから投資を始める人、投資の経験が浅い人はぜひ上の本から勉強されることをおすすめします。

 

まとめ

1:ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)のチャート分析では、5つのポイントに注目

2:上昇トレンドを維持する場合、上値の候補は3つある
・54ドル
・60ドル
・64.40ドル

3:上昇トレンドの維持は8月の決算内容次第

4:おすすめのテクニカル分析本を読めばより知識が深まる


注記事項

ジェイの米国株投資ブログ(以下当サイト)に掲載されている記事は、投資の助言を目的としたものではありません。当サイトに掲載されたコンテンツの正確性については、可能な限り注意を払っています。しかし、意図せず誤情報が紛れ込む可能性や情報そのものが古くなっている可能性があり、その正確性を完全に保証するものではありません。
当サイトのコンテンツを参考に投資を行い、その後発生したいかなる結果についても、当サイト並びにブログ運営者は一切責任を負いません。すべての投資行動は『自己責任の原則』のもとで行ってください

-Pythonコード集