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米株の曇り空はすぐに晴れる

今日から6月ですね。
梅雨の訪れを暗示するかのように今日は曇り空です。

現在、米国の株式市場の参加者の中には、株価の先行きを曇らすリスク要因を指摘している人がいます。

しかし、この曇り空は一時的だとidMの管理人ジェイは考えています。

今日はこの点についてお話します。

今回のキーポイント

1水面下ではリスク要因がくすぶっている
2投資家の心理を考えることが重要
3今回は3つの指標で投資家の心理を考える

投資家の心理は落ち着いている

米国の株式市場は今後、曇り空に覆われるかどうか?

この点を考える上で重要となるのが「投資家の心理」です。

これを測る指標は色々とありますが、現在ジェイが重視しているのが...

1 米ドルの調達コストの推移
2低い格付けの社債の価格
3米国株式の恐怖指数

です。

ひとつひとつ見ていきましょう。

今は米ドルが安く借りられる

まずは、米ドルの調達コストについてです。
米ドルの調達コストについての詳細はこちらのコメントをご覧ください。

現在の状況をチャートで確認してみましょう。

日足(年初来)

上のチャートは日本円から米ドルへ交換する際のコストをラインチャートで表しました。
見方にコツが要りますが、この点もこちらのコメントをご覧ください。

簡単に説明しますと...
ラインが低下する場合、それは日本円を保有している人が、円金利の価値を差し引いてでも、米ドルを保有する人から、米ドルを借りる必要があることを示しています。

まさに3月のコロナショックの時がそうでした。

この時の多くの企業や投資家は、先行きが見通せないことから、基軸通貨である米ドルをとにかく現金で保有して、急場をしのぐことを優先したのです。

もし、米ドルの調達コストが上昇(=チャートのラインが低下)しているならば、それは、再び先行きに対する不安心理が高まっていることを意味します。

しかし、現在はそのような状況にありません。
若干のマイナスではありますが、3月のようなヒステリックな米ドル買いの需要は見られません。

パウエルFRB(以下ではFED)が無制限で米ドルを金融市場に供給しているからです。

FEDの無制限緩和が続く限り、このラインが急低下する可能性は低いでしょう。

仮にそのような展開となるならば、コロナショック第2波か、それ以上のリスクいイベントが発生していることでしょう。

目先、そのリスクイベントとなり得るのが「米中の対立」、と指摘する人がいます。

しかし、2017年にトランプ米政権が誕生して以降、米国と中国が対立し続けています。
これは新しいリスクではないのです。

こう考えると、米中の対立はリスク要因ではありますが、現在の株高トレンドを転換させるほどのインパクトはない、というのがジェイの考えです。

低い格付けの社債は上昇基調にある

次に低い格付けの社債です。

社債」とは企業が発行する債券のことです。
投資家は社債を売買することで利益を獲得しようとします。
詳細についてはこちらのコメントをご覧ください。

低い格付けの会社は信用力が低い会社です。
よって、そのような会社が発行する社債はリスクが高いのです。

FEDは現在、そんなリスクの高い社債までを買っています。
それゆえ、コロナショックの影響により景気が後退しても、低い格付けの社債は安定しているというわけです。

実際にチャートを確認しましょう。

iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF

日足(今年2月以降)

安定どころか、緑の矢印が示すとおり最近は価格が上昇しています。

リスク資産の価格が上昇しているということは、リスクを取りに行く投資家がいる、ということです。

リスクを取りに行く投資家が出てきたということは、投資家の心理が不安から安定、そして強気へ転換していることを示しています。

恐怖指数...って?

最後に恐怖指数についてです。

このブログで初めて登場しますね。
恐怖指数の正式な名称は「VIX指数」といいます。

VIX指数は、このブログで何度も取り上げているS&P500のオプション価格を基に計算されます。

計算された数値は、投資家の心理を表すと言われています。

言葉で説明してもわかりにくいので、具体的にチャートで確認しましょう。

日足(年初来)

上がVIX指数のチャートです。
米ドルの調達コストと比べたら、見方は簡単です。

ラインが上昇すれば投資家は不安を感じていることを示しています

一方、ラインが下落すれば投資家の心理が落ち着いていることを示しています

VIX指数は今年3月18日に84ポイントまで急上昇しました。
コロナショックにより投資家の不安心理が極端に強まったためです。

その後、VIX指数は低下の一途を辿っています。
トランプ米政権の大規模な財政政策やFEDによる無制限緩和により投資家の不安心理が急速に後退したためです。

VIX指数が低下基調にあるということは、投資家の心理が落ち着いていることを示してます。

コロナショック第2波や米中の対立は確かにリスク要因です。

しかし、リスク要因があることと、それを投資家が意識することは別の問題なのです。

投資家の心理を測る3つの指標を見る限り、現在は落ち着いています。

この状況が続く限り、米国株式の曇り空は一時的な状況に終わるとジェイは予想しています。

米国株式は調整の反落を挟みながら、緩やかな上昇トレンドを維持することをベースシナリオとし、ジェイは反落局面で米株の買いを仕掛ける戦略を維持します。

まとめ

今回のまとめです。

1現在はコロナショック第2波や米中の対立といったリスク要因がくすぶっている
2しかし投資家心理を測る3つの指標は落ち着いた動きとなっている
3リスク要因が存在するのとそれが意識されることは別の問題
4投資家の心理が落ち着いている間は米株も上昇トレンドを維持すると予想

以上です。

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